杣谷道 生物観察

【ヤニサシガメ】カメムシの一種だか、とても格好がいい。一見するとヨコヅナサシガメにも見えるが、腹部側面の張り出しが横綱には負ける。

【ケブカクロバエ】 大型のハエだが重厚感があってパワフルだ。ガガンボと違って雨なんかへっちゃらのような気がする。

三枚岩を諦め杣谷峠で昼食をとっていると、先日散歩時に保塁岩であった山友さんにまたまた遭遇。お互い誰とも接触せずに散歩を楽しむ。

帰路で、木ノ袋谷出会いの風景が息をのむほど綺麗だった。写真の腕前が駄目なので素晴らしさは伝わらないと思うので、雨後に訪れてみて欲しい。

【ギンメッキゴミグモ】杣谷川最大のチョックストーン滝のそばに営巣。正にキラキラ銀メッキな蜘蛛で、待機時に上を向いているのですぐに分かる。

【タカラダニ(赤ダニ)】その蜘蛛の巣のそばを、忙しそうにウロウロしていた。

【ヒロオビトンボエダシャク】ちょんと頭をつつくだけで、ご覧の通りしばらく動かなくなる(擬態)。お陰でじっくりと撮影が出来た。ありがとう。

【オオマルクビゴミムシ】オサムシの一種。清流近くに住むとある。

杣谷第二砂防ダム内にいた2羽のカモ。寒滝の堰堤に居たものと同じかな。

【マイマイガ】の幼虫 害虫で大量発生し勝手に死滅するらしいけど、某番組の「ニョッキ」に似ていて動きもユーモラスで可愛いと思うのはロッコペリだけか。

ハチノス谷西尾根分岐のそばで【コアジサイ】が咲いていた。標高差のせいか、中流域ではまだ蕾は硬かった。これから、いい香りを楽しませてくれる。

未同定 君の名は??最初のヒトリガの一種かな?

【モリアオガエルの卵塊】池の上や水たまりの上に産み付けると聞いたが、ここは杣谷登山口の車止めの上。

産卵から孵化まで1週間、雨とともに流れ落ちるそうだが生存は絶望的か。来週まで残っていれば、枝ごと切り取って水辺に括りつけておこう。


後記

歩荷状態で、カメラのアングルを変えるために立ったり座ったり、結局7時間近くウロウロして撮影していたことになる。そのせか、かなり肉体疲労を招いてしまったようだ。

本職の昆虫カメラマンは、三脚やその他機材を担いでこんなものじゃないんだろうと妙に感心してしまった。

自然相手の撮影は、こちらが合わせるしかないので、いつもの山行に比べて違った意味での我慢と集中力が必要だった。しかし、かえって無心になれたのが良かったのだろう、下山後は何とも言えない充実感があった。

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