摩耶・長峰エリア

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長峰山の山羊戸渡へ

「山羊戸渡」の語源については諸説あるが、明治時代に神戸に居留していた外国人がこのルートに登る際「Go To Ridge」と発音していたものが転じてゴートリッジとなり、ゴート=山羊、リッジ=岩稜尾根、戸渡と当て字が振られたのもその一つだ。他にもアゴニー(Agony:苦痛)坂、トウェンティクロス(Twenty-cross:二十渉)、カスケードバレー(Cascade-valle:連なった小さな滝のある谷)など、当時の外国人と神戸との関りがよく分かる。
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念願の勧進滝登攀

いつかは登ってみたいと思っていた「勧進滝」。まずは水量の少ないタイミングを見てからと思いつつ、気がつけば3年近くが経っていた。フリーで登る度胸はないので、トップロープにて楽しんできた。いざ「ロープダウン!」しようと思ったら、勧進滝へ休憩に降りてきたトレランの方々がしばらくいたのはご愛敬、落ち口でじっと我慢だった。
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桜谷遡行

ダラダラと距離が長く、堰堤も多い二十渉ルートは避ける傾向にあったが、今回は楽して桜谷へ取付きたかったので久しぶりに歩いてみた。酷暑のせいか、さすがに歩く人はまばらで、徒渉地点まではゆっくりと記憶の上書きをしながらのハイキングを楽しんだ。桜谷遡行自体は距離が短いが、詰め部の湧水の状況から水質良好で楽しめたのは狙い通りだった。
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近場の登山道整備な一日

今回は近場の登山道整備ということで、持てる装備を総動員するも晴れて猛暑予想の出ている中、日差しに焼かれながら尾根筋を登るのは、それだけで重労働になる。去年のやり残しを撤去するつもりで入山したが、この一年でさらに倒木が増え、至るところで登山道を塞いでた。整備は電動工具の投入で、時間もかからず作業も手作業と比べると格段に楽な分、道具たちを担ぎ上げる苦労が並み大抵ではない
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苔のルンゼ三期へ

竣工したはずの苔のルンゼの整備、梅雨を前に苔の復活を心待ちにしていた矢先の5月某日、長峰さんから驚愕の連絡が入った。なんと、2月に巨大な倒木の幹を切り落とす作業をしたときの、根っこの部分が局地的豪雨でルンゼに崩落していると言うではないか。木ノ袋谷探索中だった長峰さんからの写真を見るまでは、にわかに信じられない内容だった。「自然との闘いは、こうも過酷な物とは・・・。」
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神戸登山研修所

王子公園改修にともない、その存続が危ぶまれる神戸登山研修所。幸い市民からの強い反対で残すことのなった。1992年10月には神戸でワールドカップも開かれ、ロッククライミングと合わせて当時の神戸は、登山では最先端の街だった。今では、オリンピックで正式種目でボルダリング(スポーツクライミング)が採用され、各地域で大規模なクライミングジムが整備されるなど、その盛り上がりは留まることをしらない。
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摩耶東谷

先月に山行を再開させたグループと、今回は今後のスキルアップもかねて摩耶東谷でロープワークと懸垂下降の講習を行った。メンバーの中には、グレードの高い山域に行くようになった方もいるので、事故やけがを防ぐ意味でもしっかりと伝えておきたいと思う。とは言っても、それだけでは面白くないので、深谷堰堤からの小滝群で遡行を楽しむことにした。
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杣谷川の支谷

杣谷川の支谷にあるナメ滝。今回訪れたのは、苔のルンゼへの重量物運搬の好適路になるかの確認がメイン。加えて、事故後に、すっかり臆病になってしまったメンタルの再強化への挑戦でもある。見た目は何の変哲もないナメ滝に見えたが、斜度もそこそこあり高さも全体で20mほどある。登り始めてすぐに、手足が乏しく苦労する羽目になった。
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木ノ袋谷本谷を詰める

今日は、コロナ過で会うことが叶わなかったメンバーと2年ぶりに再会し、これまた久しぶりの木ノ袋谷本谷を詰めてみる。脱出地点は天上寺東の縦走路だ。苔のルンゼ整備で木ノ袋大滝周辺は足しげく通ったが、木ノ袋谷の面白さは苔のルンゼの先、チョックストーン滝を越えてからが本番。多岐に渡るルート取りができ、迷ってもそのまま登っていけば、間違いなく縦走路のどこかに出る。