大月地獄谷を再訪

進んでその先、谷止めを数カ所越えていく。雨後は巻き道がぬかるんでいて意外に手こずる。

紅葉谷堰堤は右岸より巻いていく。

越えた先、堰堤内は大雨の影響で倒木が谷を塞いでいた。前回来た時にはなかった被害がひろがっている。

倒木地帯を抜けた先は大崩落が発生していた。左岸斜面にはRCM(ロッククライミングマシーン)があった。実物を初めて見るが、人間ってなんでも造るんだとひとしきり関心した。右岸も同様に無残な状態だった。

巨大な紅葉谷第四堰堤を右岸より巻いていく。結構な急登を強いられるがkumaさんは余裕の笑顔で登ってくる。

急登の後は壁のような斜面を立ち木を頼りに激下っていく、というより落ちていく感じ。この日は、足場になる所はどこもぬかるんでいて、結構神経をつかった。「A-4」の標識あり。

堰堤内は、前回無かった水たまりが出現し、ぬかるみにアライグマの足跡があった。こんなところにまで、生息範囲を広げているなんて驚きだ。

紅葉谷第二堰堤は左岸より巻いていく。天端のさらに上には手すりがあって石切道へ続いていると思われる。一度確認する必要がありそうだ。

堰堤の先は大きく二俣になっている。左俣は赤滝谷で天狗岩につめ上がる。本流はここから右俣に折れていく。

右俣入ってすぐ、いよいよここから大月地獄谷の本領発揮といった感じで、渓相ががらりと変化する。先日の雨でこの紅葉滝(F1)の左岸も滑りやすくなっている。ここからは、念のためヘルメットを着ける。

7mほどの高さだがスタンスを拾って慎重に登っていく。古いロープが設置されているが本気で頼るのは心もとない。Kumaさんも慎重に上がってくる。

紅葉滝上がってすぐの堰堤は、本来なら右岸のステップで上がるが水量多く濡れたくないのでロッコペリは左岸から、すでに濡れているKumaさんはステップで右岸を巻く。時間的にはどちらも同じだった。

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