坊主山の桜ヶ丘銅鐸

苦行の階段をクリアすると、ひっそりと寒天山の基準点が埋まっている。そこから展望岩まではすぐだが、あいにく下界は分厚いガスに覆われて何も見えない。

目的の出土地は確認できたので、あとは髙羽道に合流してのんびり油こぶしへ向かっていく。

途中、以前から気になっていたプラ階段を登ってみる。あわよくば、油こぶし下の展望エリアにつながっていて欲しいと思ったが、鉄塔の先は猛烈なやぶで通行不可能。無駄な寄り道と分かり、そそくさと髙羽道へと戻ることにする。

午前中が雨とあって、すれ違うハイカーは一人もいない。しっとりとした新緑の中を歩くのは、やはり気持ちがいいものだ。ゴールにある六甲ロープウェイの鉄塔も、かなり錆が目立っており、いつか強風で倒壊するんじゃないかと心配だ。

昼食を記念碑台で摂るべくドライブウェイを登っていく。途中、先日(4月29日)台風並みの暴風雨の中、店を開けて頂いたPISKA(ピスカ)さんの前を通る。

マスターのこだわりのおもてなしに、悪天のせいもあったが長居をしてしまった。国内では手に入らない貴重なお酒が、これでもかと出てきて一部は試飲もさせてくれる太っ腹。またお邪魔しようと思う。

下山は旧アイスロードからだが、前ヶ辻から下ったすぐに真新しい案内があった。そして、すぐ下の民家には立派なカフェテラスが出来ていた。六甲山上には、再び開発の波が来ているようだ。

新アイスロードの細かな探索は、やっぱり見通しが効く冬がよさそう。ベンチのある広場に来れば登山口まではあと少し、ここでお昼にしてもよかったかな。

ドライブウェイ下のトンネルは、その中の傾斜と暗順応も相まって、抜けると違う時代にでているんじゃないかといつも思ってしまう。タイムトンネルというか、トワイライトゾーンなのだ。

周辺の見通しが良くなった、六甲登山架空索道の登山口駅の廃墟を左に見ながら進むと、表六甲ドライブウェイに出てこのルートは終わりになる。炎天下の夏は、ここからの街歩きがいつも堪えるのだ。

阪急六甲に向かう途中、シュワっとしたものが飲みたかったので、大土神社前にある自販機に寄った。ご覧の通り、最高峰はここにもあった。一応ロッコペリの身長は171cmあるが、背伸びしてやっと上のボタンに手が届く・・売る気がないのか、小柄な女性ならまず届かない。下段はコーヒーがラインナップと、配列のセンスを疑うが話題性を込めているのなら正解かもしれない。

合計距離: 13.63 km
最高点の標高: 797 m
最低点の標高: 29 m
累積標高(上り): 1105 m
累積標高(下り): -1080 m
総所要時間: 06:29:36
Download file: 20220501_坊主山.gpx

コメント

  1. 摩耶山さん歩 より:

    めずらしい
     自販機 見に行きたいです。(⌒∇⌒)

    • rokkopelli より:

      是非、最高峰を落としてください!
      高度順化(アキレス腱ストレッチ)をお忘れなく(^^)