【岩ケ谷の支流にそびえるジェンガ】2019.04.21
かねてから気になっていた、岩ケ谷に存在するジェンガフォール。
岩ケ谷は、摩耶第五堰堤の所から始まる杣谷川の支流だ。せっかくジェンガフォールの探索に行くので、ついでに杣谷川の遡行を楽しもうと計画した。
杣谷砂防ダムの上流すぐの所から入渓し滝を越えていく。途中、長峰霊園への取水口があったり正副の摩耶第二堰堤を巻いたり、釜へのドボンに巨大なCSと目まぐるしく変化し気を抜く暇もなかった。
沢初心者の私には、今回の探索はかなり難易度が高く、色々と反省点を見つけられた山行だった。
いよいよ登山シーズン到来。阪急六甲も多くの登山者が待ち合わせ。ここ永峰堰堤前も人が多くなり、この後も続々やってきた。
そんな訳で、足拵えは摩耶東谷の渡渉地点にて行うことにする。昨夜慌てて編んだわらじを装着。本格的は沢の道具は持ってないので、地下足袋に脚絆でのぞんでみる。
杣谷砂防ダムのすぐ先を堰堤内に下って、こわごわ遡行を開始する。私にとって水流の中を進むのは、今回が初めての試みなので私のレベルで行けるのか、かなり緊張している。
明るい堰堤内から上流をみると、暗い感じが緊張感をさらに高めてくれる。
緊張はしているものの、ちゃっかりと山寺尾根への気になっているルートのとっかかりを下調べる余裕はある。
始めに赤い川床の段滝が連続する。鉄分が多いのか、写真でみるよりかなり赤い川床にひるむ。
今日は濡れてもいいので、流芯に近いところから取付いてみる。
手で川床を触るとぬめっているが、わらじが効いているのかフリクションは良好。流れにそって進んでいく。
さすがにこの季節、まだ朝方は寒い。でも、これからの季節はクセになるかもしれない。
階段状の斜爆を登る。いつも杣谷道から見下ろす滝が、この先にあるので緊張したまま進む。
ここは、右岸に回り込み流れのきわを登る。
いよいよ杣谷道から見えている滝に到着。落差は6m~7mほど。右の細い流芯を登れそうに思ったが、上で詰まりそうに思い右岸の壁を登る。慎重にホールドを探し何とかクリア。
登り切り、滝口から撮影。「ロープをセットして流芯直登を挑戦してみるのもいいかも」と、変な余裕がでた。
すぐ上には、長峰霊園への配水マスが設置してある。この上流に、使わなくなった黒パイプが延々と転がっているのをまずは何とかしてほしい。
その先は、杣谷道の徒渉地点まで約40mほどの滑床が続く。日が差すと気持ちの良い渓相となる。右上には杣谷道が見えており、この先が渡渉地点がある所。
ワラジは、ナメにも負けずしっかり歩ける。大人の水遊びといった感じでバシャバシャ進む。
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