バリエーションルート

摩耶・長峰エリア

杣谷道の勧進滝で遊ぶ

6/30は増水を期待して勧進滝に向かったが、スタートの時点で雨脚が強く、阪急六甲の先、六甲山登山口の交差点から見る摩耶山は重く黒い雨雲に覆われていた。 途中、寒谷滝や寄り道をしながら進んだので、勧進滝に着いたときはお昼をすぎてしまっていた。晴れていても陰鬱な勧進滝が、立ち込める霧の影響でヘッデンがいるくらいの暗さになっていた。 この時間から、巻き上がって支点を作り、色々遊んで撤収までを考えると・・・などとグズグズ思案六法。結局、滝登りは諦め、さっさと沢遊びに切り替えてしまった。
摩耶・長峰エリア

長峰山の山羊戸渡へ

「山羊戸渡」の語源については諸説あるが、明治時代に神戸に居留していた外国人がこのルートに登る際「Go To Ridge」と発音していたものが転じてゴートリッジとなり、ゴート=山羊、リッジ=岩稜尾根、戸渡と当て字が振られたのもその一つだ。他にもアゴニー(Agony:苦痛)坂、トウェンティクロス(Twenty-cross:二十渉)、カスケードバレー(Cascade-valle:連なった小さな滝のある谷)など、当時の外国人と神戸との関りがよく分かる。
摩耶・長峰エリア

念願の勧進滝登攀

いつかは登ってみたいと思っていた「勧進滝」。まずは水量の少ないタイミングを見てからと思いつつ、気がつけば3年近くが経っていた。フリーで登る度胸はないので、トップロープにて楽しんできた。いざ「ロープダウン!」しようと思ったら、勧進滝へ休憩に降りてきたトレランの方々がしばらくいたのはご愛敬、落ち口でじっと我慢だった。
摩耶・長峰エリア

桜谷遡行

ダラダラと距離が長く、堰堤も多い二十渉ルートは避ける傾向にあったが、今回は楽して桜谷へ取付きたかったので久しぶりに歩いてみた。酷暑のせいか、さすがに歩く人はまばらで、徒渉地点まではゆっくりと記憶の上書きをしながらのハイキングを楽しんだ。桜谷遡行自体は距離が短いが、詰め部の湧水の状況から水質良好で楽しめたのは狙い通りだった。
丹生山・帝釈山エリア

梵天滝と地底探検

昨年に引き続き、jyunntarou先生(以降J先生)から「今年も梵天滝にササユリ見に行きませんか?」とのお誘いに、2つ返事でOKしたロッコペリ。「それと、今年は課題の立坑に50mロープいっぱいまで潜りましょう」との提案。J先生の登山技術と度胸には、遠く足元にも及ばないが互いに信頼しあっての冒険は、単独ではできないことが出来てしまう醍醐味があった。
摩耶・長峰エリア

苔のルンゼ三期へ

竣工したはずの苔のルンゼの整備、梅雨を前に苔の復活を心待ちにしていた矢先の5月某日、長峰さんから驚愕の連絡が入った。なんと、2月に巨大な倒木の幹を切り落とす作業をしたときの、根っこの部分が局地的豪雨でルンゼに崩落していると言うではないか。木ノ袋谷探索中だった長峰さんからの写真を見るまでは、にわかに信じられない内容だった。「自然との闘いは、こうも過酷な物とは・・・。」
摩耶・長峰エリア

杣谷川の支谷

杣谷川の支谷にあるナメ滝。今回訪れたのは、苔のルンゼへの重量物運搬の好適路になるかの確認がメイン。加えて、事故後に、すっかり臆病になってしまったメンタルの再強化への挑戦でもある。見た目は何の変哲もないナメ滝に見えたが、斜度もそこそこあり高さも全体で20mほどある。登り始めてすぐに、手足が乏しく苦労する羽目になった。
六甲山エリア

西滝ヶ谷から水晶谷へ

ずいぶん前から、水晶谷へ行って見たいとの連絡を受けていたので、今回それが実現したかたちだ。転落事故から2週間、痛み止めに頼らなくても良くはなっているが、依然膝は完全に折りたたむ事は出来ない中での山行だ。水晶谷の見所は、水晶小滝と大滝とがメインで、後は堰堤越えが続く。極楽渓からの、布袋岩から岩塔状バットレス基部へのバリルートは、中々厳しいものがあった。
摩耶・長峰エリア

木ノ袋谷本谷を詰める

今日は、コロナ過で会うことが叶わなかったメンバーと2年ぶりに再会し、これまた久しぶりの木ノ袋谷本谷を詰めてみる。脱出地点は天上寺東の縦走路だ。苔のルンゼ整備で木ノ袋大滝周辺は足しげく通ったが、木ノ袋谷の面白さは苔のルンゼの先、チョックストーン滝を越えてからが本番。多岐に渡るルート取りができ、迷ってもそのまま登っていけば、間違いなく縦走路のどこかに出る。