沢筋をどんどん下ると、こんなチョックストーン滝にであう。大きく見えるが、5mほどの可愛い滝だ。左岸の階段状になった所を簡単に下る事ができる。
ようやく西山谷へ合流。ちょうど、D6の下流の地点になる。
D7,D8の堰堤を越え、D9(ホチキス堰堤)を巻いていく。ここは、シャワーを浴びることなく通過できたのは幸いだ。
ホチキス堰堤を越えて、進路は大きく二俣に分かれる。西山谷本流は左俣(北西)。今日は天狗岩方向の右俣(北東)へ進む。
右俣入ってすぐの堰堤も、実はホチキス堰堤だったりする。ここは横ばいの感じで登っていく。
進んでさらに二俣地点。本筋は左俣(北東)のようだが、目指す天狗岩直下は薄暗い右俣(東)の先にある。
現在地は「0mm目盛り」のところ。まずは680m地点「9mm目盛り」までを、コンパスにセットする。680m地点から天狗岩までは、左カーブで谷が北上する。
谷筋は細かい分岐が続くが、これがルートファインディングの楽しみでもある。地形図の微妙な癖が見抜けるかがカギとなる。右俣は南東なので、ここが680m地点。左俣(北東)に進む。
地下足袋はご覧の通り。足先の体温が下がったのか、雪は解けることなくくっついている。足先は痛く、すでに膝までうずき始める。とにかく進むしかない。
しばらく進むと、このような谷止めがいくつか現れる。笹も密集し始めると、今度は葉に残った雪が腰から下を濡らし始める。
背丈を越える笹薮を抜けていく。これも藪こぎの醍醐味といえるだろう。
ようやく岩が多くなるエリアまで登ってきた。これはさしづめ「小天狗岩」といったところか。左から回り込んでいく。
この岩は、きわの笹薮を足掛かりに登っていく。
西山谷から50分近くもがいて、ようやく天狗岩の真下に到着。もうヘトヘトだ。ここは天狗の鼻の下になるが、だとしたらかなり「長い鼻の下」になる。
天狗岩より。
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