西山谷右俣 気になる無名の谷を詰める

赤滝谷への下降地点を探して、天狗岩周辺をうろつく。アプローチの前に、昼食を摂ろうと思うも粉雪交じりの北風が吹き付け、足の痛みも耐えがたくなってきた。ここで、心が折れた。赤滝谷への下降はあきらめて、大人しく天狗岩南尾根へエスケープすることにする。

先ほどまでの激闘がウソのように快適なハイキングコース。しかし、足の感覚が戻らず痛みばかり感じる。なのでゆっくりと歩を進めざるをえない。

痛みに悶絶しながら、ルートの下見は欠かさない。ここから、大月地獄谷へのトレースがある。

依然、足は痛いがきつい道を選択。頑張って降りていく。

枯れ木をストックにして、這うように降りてきた。坊主山と、手前には渦森台の公園が見える。

ようやく千丈谷第二堰堤まで戻って来た。ぐるっと一周したわけだ。高度が下がり気温も上がるのと同時に、足の方にも血流が再開された様子。感覚が戻ってきたのか痛痒い。

つぼみだったミツマタに花が咲いていた。ようやく下山できたことに一安心。ここから、渦森台の公園を抜け、坊主山の山麓を通って帰路につく。


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