山羊戸渡 3年ぶりのルート

三年ぶりの山羊戸渡

~シンボルの崖が崩落していた~

2020年05月24日

緊急事態宣言の解除だからというわけでは無いが、久しぶりにメジャーなコースを歩いてみようと思い山羊戸渡を選んでみた。

山羊戸渡は、山を初めて1年目の2016年9月に初挑戦したルート。ルートファインディングが面白くなってきた頃のようだ。

当時の記録では、当日あいにくの雨だったが、雨中登山も大好きなロッコペリは天望山経由で霧の中を楽しんでいる。

何度か行っているが、最後に山羊戸渡へ行ったのが2017年1月、これまた吹雪と積雪の中滑り止めも持たずに「東北で鍛えた運歩法」と、無茶をやっている。

今回は、最近ハマっている生物観察のついでのような山行となってしまったが、新たな発見も多く、充実した一日となった。

特に昆虫の赤ちゃんともいえる「幼体」が多く見られ、コロナ禍などどこ吹く風とばかりに、頑張って厳しい自然を生き抜いていることに感動した。

※蜘蛛・甲虫等沢山出てきます。苦手な方は引き返してください。


阪急六甲からここまで徒歩で30分。なぜかその日の体調に関わらず、いつも同じ時間なのが不思議だ。解除になったとはいえ、まだハイカーの姿は無い。ここを左折し、六甲川沿いを進んでいく。

今年はマイマイガの大量発生の年のようだ。新芽がことごとく食害にあっている。でも、植物もしたたかで殲滅の準備をしているかも知れない。

【ヤブキリ】の幼体。成虫になると最強の肉食バッタに変貌する。

【マルカメムシ】クズの茎を好んで密集するが、クズは繁殖力が旺盛なのでなんら影響はない。

弁天滝を過ぎる頃から、車通りが多くなってきた。

新六甲大橋を抜け、表六甲DWへ進んでいく。

途中、緑に包まれた長峰山と山羊戸渡の向こうに、夏空が広がってきた。今日は暑くなりそうだ。

山羊戸渡へは「0.8」ポストから進入していく。

取付きまでの道すがら、新緑を透過する光を楽しむ。

左俣の西谷と右俣の六甲川が合する地点が、山羊戸渡の取りつきとなる。

【アシナガグモ】新緑に隠れるように葉の裏に張り付いていた。ウロコアシナガグモかエゾアシナガグモかは判断できなかった。

岩混じりの尾根を急登していき、直角に曲がった枯れ松が標高500mの目安となる。

ルート序盤は、かなりきつかった思い出しかないが、今日こうやって楽に登っていけるのも、山用に体力がついてきたということか。人は、何歳からでも成長できるものだ。

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