逢山峡

ゴルジュにつくと、地元の家族だろうか男三兄弟のわんぱく達が、見事なダイブを繰り返し決めていた。写真を望遠で撮ると圧縮効果であまり凄みを感じないが、初見ではすこし恐怖を感じてしまうかもしれない。

ここでは、ロッコペリが先に挑戦させてもらった。そもそも、遡行が目的なのでこんな重装備になっているが、家族連れからすればかなり大げさに見えただろう。

ゴルジュにはお助けロープが垂らしてあるが、ロープに頼ると谷側に振られてしまう。そのうえ、たっぷりと水を蓄えたザックは、それ自体がかなりの重しになり体を水面から上げるのに難儀した。

結局あと少しの所で力尽きてドボン、流れに押し戻されてきた。

二番手は、H氏がO女子をトップロープで引き上げるべく取付いていく。上部ではややてこずったが、問題なくクリアされた。

O女子も上部で手こずり、叫び声が谷間に響いていた。それを見ていた、わんぱくトリオが大笑いしていたのが面白かった。

ロッコペリは邪魔なザックをデポし、空身で登ることに。H氏のアドバイスでお助けロープを使わない方が、安心して登ることが出来た。

上流にはボルトがあり更に遡行が出来るようだが、時間の都合と水流の多さから今回は危険と判断し、本日は打ち止めとすることにした。最後はわんぱく兄弟の家族に写真を撮って頂いた。

おじさんたちのせいで、かなりの時間邪魔したことをお詫びし沢を後にした。

沢あるあるの脱渓後の下山のだるさは、暑さもあってやはり厳しいものがある。行きより帰りの方が長く感じるのもそのせいなんだろう。出来るだけ影を縫うように歩いて、有馬口駅に向かって下山する。

何だかんだで8時間弱の水遊びは結構クタクタになったが、残り少ない夏を目一杯楽しめたと思う。

合計距離: 6.47 km
最高点の標高: 519 m
最低点の標高: 297 m
累積標高(上り): 441 m
累積標高(下り): -503 m
総所要時間: 07:31:57
Download file: 20210829_逢山峡.gpx

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