西山谷遡行 連続する滝を楽しみ詰め上がる

D3(千丈谷第5堰堤)は右岸の鎖場より巻いていく。

スタンスが決まれば鎖を使わなくても登っていける。鎖を使う場合は、ほぼ垂直の壁に腕力を持っていかれるので私は敬遠している。

第五堰堤内はエメラルド色の水が貯水されている。右岸水際をへつるように進んでいく。このダムの貯水も台風などの後は、水圧で底が抜けるのか、全く無いこともあるので面白い。

遡行を続け、パックり岩を右手に回り込むと西山大滝が見えてくる。

中々の名瀑。写真ではスケール感に乏しいが、20m近い堂々たる滝身に圧倒される。ここも、右岸の岩場を登り滝口にたどり着く。

危険と思われる方は、写真左手より大きく髙巻いて大滝の上に出ることも出来る。

滝口で支点構築をし、懸垂下降で下り大滝を登り返す。

懸垂下降では、水流の奥の弱点を探しながら下っていく。登り返しでは、見た目以上の水圧に叩き落されそうになりながら、じっくりホールドを見極め登っていく。

水を大量に浴びるので、さすがに寒くなり夏の暑さに感謝する始末。ある意味、この季節ならではの避暑方法かも。

西山大滝の後、ソーメン滝まではこのような滝と堰堤が連続してやって来るので飽きることはない。

F12の6m程の滝。流れが集中するので大変な水圧に耐えなければいけない。リュックと50mザイルを担いでのシャワクラは骨が折れる。実は、右岸に楽々巻き道あるのはご愛敬。

滝口からみるとこんな感じで登る事になる。上を向くと容赦なく水が口に入ってくる。綺麗とか汚いなど言ってられない状況で、がむしゃらによじ登る。

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