新穂高の三枚岩

今度はロッコペリがリードで上がり、2人を引き上げる。晴れていればロープすら要らない岩肌だが、今日は念のために確保していく。

そうそう、三枚岩にも勝手に支点用のボルトが打たれるようになってきた。むやみにボルトを打つ行為はどうなんだろう。瀬戸内海国立公園内のここをクライミング用のゲレンデとしたいなら、きちんと許可を取るべきでは? 一度傷つけた岩は元には戻らないので・・当然勝手に岩を削る(チッピング)も許されるものではない。

バタバタして、昼食を摂るのを忘れていた。時間ももったいないので、軽く食事を済まし立ち木に支点を求め、ロッコペリが懸垂下降していく。Hさんは、トップでビレイの準備を行う。

次にOさんが下降してきた後は、ロッコペリが登り返していきHさんとビレイを交代する。

Hさんが懸垂下降し、次いでOさんが登っていくる。Oさんはとにかくにぎやかに登ってくる。声を出すことで恐怖の克服と底力を出しているらしい。ビレイ中に思わず笑ってしまった。

岩も乾いてきて、フリクションが得られるようになったとはいえ一部ザレている部分を通過する。下にいる者には小石がひっきりなしに降ってくるので、ヘルメットは必携だ。

最後、Hさんを上げるためにロープダウンを繰り返すも斜度が寝ているため20mくらいまでしか落とせない。仕方ないので、途中まで懸垂下降してからロープを下ろすことにした。

Hさんもお茶目で、わざわざ斜面が立つ方へ進んで行き、挙句に「あかん!靴が脱げる~~!」と、叫んでいる。なにやってんだか・・・これもまた大爆笑をさせてくれた。Oさんも腹が引きちぎれると爆笑している。

大スラブで遊んだ時点で時間切れ、すでに15時半になろうとしている。急いで撤収作業を行い、鉄塔ルートにて下山する。途中、中央ルンゼ、ゴジラの背の下降点を確認しておく。

獺池手前で、Oさんが復路の歩荷も買って出てくれた。テン泊に向けての練習だそうだ。確かに重量を背負うと運歩やバランスがガラリと変わるのでいいかもしれない。

撤収から約2時間で下山できた。ヘッデンを点けるほどではないが、足元が悪いので最後は高速道路沿いの道で、谷上駅に向かうことにした。Oさんもここで限界、往復路と歩荷をありがとうございました。

下山後の反省会は駅前の「お好み焼きてこてこ」さんにて。ご夫婦で切り盛りされており、清潔な店内と暖かい接客に大満足のお店でした。メニューは全てタッチパネル方式。

Hさんと山行すると、必ずアイスクリーム(ソフトクリーム)の儀式を通過する。その後で飲み物になるが、Oさんのメガジョッキ(なんと1リットル!)の大きさには笑ってしまった。

六甲に戻り、ふじ温泉で汗を流したら時間は21時30分。朝からフルで遊び倒した一日だった。

合計距離: 10.44 km
最高点の標高: 623 m
最低点の標高: 236 m
累積標高(上り): 824 m
累積標高(下り): -822 m
総所要時間: 07:52:57
Download file: 20211031_三枚岩.gpx

コメント

  1. 摩耶山さん歩 より:

    かっこいいー(⌒∇⌒)

    八幡神社ですねー。

    • rokkopelli より:

      摩耶山さん歩さん、こんばんは。
      本殿よりも、燈の入った参道が大好きなんです(^^)