六甲ローカルハイクディスカッションに参加
2020年11月14日
会場:六甲ビジターセンター
勝手気ままにバリエーションルートを歩いていると、こんな機会に恵まれることもあるのだと縁(えにし)というものの妙味を知った。六甲専門学校の講座の一つとして「六甲ローカルハイクディスカッション」が開催されるにあたり、ゲストで参加する事になった。
講座の案内は白馬堂さんから発信されている(下記リンク参照)。
普段、単独我流のロッコペリが皆の前で「バリルートとはなんぞや」などと、偉そうに語る資格はもとより持ち合わせていない。ましてや、当日の参加者はNyami2さん、TokiwaTrekさん、MuscleTurtleさんら六甲を知り尽くすバリエーションルートの達人たちに混じってなど、とても生意気なことだ。
事前の打ち合わせを経て六甲ケーブル山上駅に集合となったが、ロッコペリは秋晴れの油こぶしを楽しみながら向かう事にした。
結構早起きしたつもりなのに、普段とは違う時間帯の情報番組を見ていたらすっかり時間が経ってしまった。遅れるわけにはいかないので、市バスでケーブル下までいくことに変更。バス車内で「このままケーブル使って楽をしようかしら」と葛藤する。
早朝にも関わらず車内はハイカーの姿も多くあり、秋の登山シーズンの到来を実感する。しかし、下車後に油こぶし方面に向かうのはロッコペリ一人だけ。いずれ年をとって足腰が弱くなったら、ケーブルもやむなしか。「それまでは、どれだけあらがえるか試してみよう」と、ケーブル駅に向かう人たちを見送りながらそう思った。
だらだらと老人ホームへの坂をのぼりつめ、一番奥のフェンス際から油こぶしルートは始まる。
最初のコンクリ階段をのぼる途中、白い花が沢山咲いていた。階段をのぼりつめ振り返ると、朝もやの街が良く見える。今日は六甲山も沢山の人出がありそうだ。
最初の分岐。直進は意外に道が荒れていて、急登になるので左手にすすむ。あとで同じ分岐点に合流するのなら、登りでは楽なほうがいい。
三叉路に到着。左は「ゆるい道」右は「きつい道」。ここは、そんなにきつくないので右に進む。写真には写ってないが、先ほどの分岐からの道が右後方より合流してくる。
分岐は入ってすぐ、一見すると動物のフンのようなものが点々と落ちている(写真右手)。なんだろうと近寄ってよく見ると、もう鳥肌が全身に走るものだった。
フンに見えたものの正体は、大量のイモムシ達だった。寒さのため動きが鈍く見た目もグロいが、ボクトウガかメイガの幼虫のように見える。いずれにしても毒はなさそうなので手に取ってみる。実は数日前にもこのコロニーを確認している。
寄り道ばかりもしていられない、苦手な丸太階段を登っていく。
油こぶし下の展望エリアには当然人はいない。年々雑木が茂って来て眺望も遮られるようになってきた。折角のロケーションなのにもったいない。
あずま屋の前の紅葉は見事だった。つい足を止めてカメラの設定をあれこれ変えながら撮影を楽しんでしまう。
油こぶし三角点。時間は9時ちょっと過ぎたところ。ここから山上駅までは、約20分の距離。50分の集合まで時間はある。道の傾斜も和らぐので、ここからはハイキングモードに切り替える。
三年ぶりの紅葉の当たり年。何度もシャッターを切りあっという間に時間が経ってしまった。
それでも、集合時間までには間がある。トイレを済ませあたりをウロウロとして時間をつぶす。駅舎のモルタルも一部が浮いてしまい痛みが気になるところ。税金も歴史的建造物の保全にしっかり使ってほしいところだ。
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