摩耶東谷 大規模なクリーン作戦を実施

【摩耶東谷 深谷第一砂防ダムのクリーン作戦】 2019.07.21

最近、摩耶東谷もハイカーが多く訪れるようになり、ずいぶんメジャールートとして認知されてきたように思う。しかし、残念なことに深谷第一堰堤付近に廃棄されたゴミの惨状には目を覆うばかりである。

野良猫にエサやりしたあとの食品トレー・ビニール袋・キャットフードの空き缶で、まるで雪が積もっているように堰堤の法面が白くなっている。

今回、山仲間4人の多大な協力を得てクリーンハイクを実施することが出来た。なかでもSさんには、5月頃から市と集めたゴミの収集について折衝を行って頂いた。おかげで、森林整備事務所(市建設局)と環境局の協力が得られ、無事本日の実施となった。

結果として、45ℓ袋で約50袋も収集する事になった。総重量は150Kg近くになると思う。それでも、全体の1/3しか清掃出来て無く次回へ持ち越しとなった。

ただ、堰堤から集めたゴミを永峰堰堤前まで下すのに、何度も往復するのは相当きつい重労働となる。これをいかに効率よく行えるかが次回の課題だ。

次回は、2020年4月にクリーン作戦を展開する予定。ご協力頂ける方は大歓迎ですので、コメント欄から連絡頂ければと思います。(※ゴミ袋はこちらで用意しますが、完全ボランティアのため昼食や飲み物など、必要なものは自らご準備頂けると助かります。)


阪急六甲に集合し、徒歩で杣谷道登山口へ向かう。すでに気温が高く汗が噴き出してくる。

ゴミの製造年月日から、約20年分のゴミが堆積している。分かってはいたが、作業前に絶望的な気持ちにさせてくれる。

副堰堤内へ雪庇状に流れ落ちるゴミ。とりあえず今回はこの斜面だけでも頑張って処理していく。

汚いなんて言ってられない、分別しながら片っ端からゴミ袋に突っ込んでいく。大量に用意したごみ袋があっという間になくなって行く。

こんなゴミ溜めの中に沢ガニが生息していた。清流にしか住めないのは本当なんだろうか?結構タフに生きている気がする。

昼食をはさんで、急斜面での清掃が続く。最後の細かいゴミも綺麗に残さず拾っていく。

激闘の結果、斜面もようやくきれいになった。目に見えるゴミは、ほぼない状態にまで清掃した。

雪庇状に張り出していたゴミも、ご覧の通り可能な限り回収しておいた。

清掃後、累々と積まれたこのゴミ袋の山をどう下すか思案している。男性は土砂を含んで重い4袋、女性はビニールなど軽い2袋~3袋を分担していく事に決定。

倒木で天秤棒を急ごしらえするが、総重量15㎏はあるだろうか、肩にめり込んで休み休み運搬する。

4往復ほどで、何とか全部を搬出することが出来た。湿気と汗でもうくたくたに。全員の協力で第一回目のクリーン作戦はケガも無く無事に終了。次回の課題も見つかり、継続して行うことを確認する。


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