
市ケ原で雪中鍋
~元々の予定で市ケ原で鍋を囲む山行のはずが、思いがけず猛吹雪の中での雪中鍋になった~
2026年2月8日
普段会えない知人と、なんとか日程を合わせて市ケ原で鍋を囲んで冬を楽しもうと計画したのが年始のこと。
「具はなににする?肉系、海鮮系、エスニック系」など、体があたたまりお酒も美味しくいただけるもの・・・で、結局「富山ホルモン鍋」に決まった。ニラや葉物野菜をたっぷり入れ味噌ベースのピリ辛に味付けすれば間違いない鍋になる。
前日に知人から「土日は雪の予報やけどどうする?」との連絡。しょせん瀬戸内の雪なんてすぐに融けると思い山行を決行することにしました。
待ち合わせ場所の新神戸駅で、昨夜降ったと思われる駅前の様子に「やっぱり大した雪ではなかったね」と、お気楽モードで出発。まさか、このあととんでもない雪中鍋になるなんて思いもしなかった。


昨夜結構降ったと思った雪も、ご覧の通りほとんど残ってなく、山も少し白いところがあるくらい。鼓滝まで登ってきて、やっと雪化粧が見られる感じでスタート。



布引の滝(雄滝)も、いつもとさほど変わらない様子でちょっと拍子抜けした感じだった。もうすこし、こう何というか水墨画の滝のような雰囲気を期待していたのですがね。


ところが、猿のかずら橋まで進んでくると突然あたりが暗くなり、猛烈な吹雪に景色が一変しました。ものの数分で道は白くなり、気温もグッと下がってきました。あまりの急変ぶりに驚きつつ「おお~ええ雰囲気やん!」と、関西人特有の反応がでてしまいました。



五本松のかくれ滝も雪でかすんで見えます。先行するパーティーの足跡が続きますが、いったいどこまで登るのかなぁ・・などと想像するのも楽しいもんです。


紅葉茶屋まで来ると雪も収まり視界が開けます。マスコットの熊が白熊になってると話をしていたら、女将さんがでてきて「ねぇ~すごいでしょう(^^) さっき、大人数の高齢者のパーティーが登って行かれたけど大丈夫かしら?」と、心配されてました。
「で、お兄さんらもどこまで行くの?」と、聞かれたので「この先の市ケ原で寒中鍋するんですわ」と答えると「雪の中物好きね~」だって。



紅葉茶屋から市ケ原はすぐなのに、着いたらいきなり吹雪いてきた。先日テン泊した辺りはもちろん、左岸に吹雪を避けて鍋が出来るところは見当たらない。
仕方ないので右岸に渡り、堰堤の天端に辛うじて風がしのげるスペースを見つけ、鍋の準備をします。準備をしていても谷風の影響か、猛烈に吹雪いて思わず連れと「あか~ん!」と、大笑い。昔住んでいた蔵王の山を思い出しました。



低温に強いガスを使用するも、直接雪の上に置いたせいか気化が進まずなかなか鍋が煮えてこない。風よけを忘れたのは失敗だったかな。
そして鍋が出来るまで、まずは乾杯と缶ビールを開けたものの、あまりに寒すぎて半分も飲めなかった。速攻、連れのバーナーで焼酎の湯割りを作ることにしました。それでも、一気に湯温がさがり冷たくなってしまうのには本当にまいった。
連れが「今度は真空タンブラーを用意しよう」と、下山後Amazonをポチってくれたのはありがたいですね。


鍋をつついている間も雪は降り続き、1時間ほどで10cm近く積もりました。六甲山でこんなに一気に積もるなんて珍しいんではないでしょうか?



たった1時間ほどの滞在でしたが、目的は達したので早々に下山します。紅葉茶屋前も足跡が消えるくらいに積もってました。分水路の説明板にちょっといたずら(^^)

下って5分ほど、すっかり足跡は見えなくなっています。本格的な雪山登山は未経験ですが、トレースが一瞬で亡くなってしまうのがよくわかりました。


ダムまで下ってくると、上がってくる時とは全く違う風景が広がっていました。見晴らし台までくると、神戸の市街地が雪に包まれているのには驚きました。



さっきと違って布引の滝もしっかりと雪化粧。水墨画の山水みたいに、なかなか見応えのある風情でした。そのせいか、インバウンドを含め続々と観光客が上がってきます。彼らの足元をみると、「登りはいいけど下りは大丈夫なんかな?」と、いらぬ心配をしてしまいます。


こちらも、スリップに気を配りながらなんとか無事に下山。新神戸駅前もすっかり雪景色でした。今回の山行は、思いがけず雪景色の贈り物でしたが、やっぱり冬にはいいものですね。来年も大雪が楽しめることを期待します(雪山に行けばすむ話ですが(笑))
※今回のGPSデータはありません


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