11月度の山仕事

11月度の山仕事はシイタケ採りから

~夏からの天候不順でキノコの生育は今一つだが、畑では元気な野菜が沢山採れた~

2021年11月21日

12月は師走でなにかと忙しいだろうから、今日が今年の山仕事おさめとなる。3月に仕込んだシイタケの榾木(ほだぎ)は、事前連絡から余り沢山の収穫は見込めないようだった。

それでも、薪運びやウッドチップ作り、排水路の掘削や階段作りなどの力仕事はいくらでもある。力仕事の後は畑で野菜や果樹の収穫を行う。

先月タープを張る際に使用した荷造りひもを、パラコードにやり替える作業では、メンバーに「ブーリンノット」「バタフライノット」「トラッカーズヒッチ」の、三種類のロープワークを覚えてもらった。

テントのペグにロープを張ったり、樹と樹の間に高張力でロープを張る際には必須の結びなので、皆さん楽しんで練習していただいた。

晩秋のなか気温は低いが、それでもしっかりと汗をかいたいい一日だった。


夏からの天候不順のせいか、シイタケの生育はあまりよくはなかったが、それでも皆で持ち帰る分には十分な量が収穫できた。7月に植えたマイタケの方は、残念ながら出てくる気配もなかった。

集めた小枝はウッドチッパーでチップにしていく。ただ機械の馬力が弱いので、あまり太い枝は処理できず少しずつ作業を行っていった。チップにしたものは、敷き詰めてフカフカの道を作っていく。

畑では、根菜類や葉物野菜の収穫を行う。そろそろ霜が降りる季節なので、さすがに夏のような虫達はいないが、それでも虫食いや形の不揃いなのは無農薬栽培なので仕方のないところ。

手分けして収穫したものを集め、持ち帰り用に分配していく。見た目は普通のカブにみえるが、切ると赤紫色になる紫大根も採れた。これは一緒にとれた柚子と甘酢を合わせて、見た目もきれいな漬物に決定だ。

好みの分かれるパクチーも沢山採れたので、ラーメンに入れてやるとぐっとエスニック感が増すだろう。

お昼は、篠山の母さんが腕によりをかけて作ってくれた特製マツタケ弁当。マツタケ以外は全て自分の所と篠山で採れたものを使っている。

黒豆みそを中心に、3種類の味噌をブレンドしたキノコ汁には”山の芋”(篠山の特産品、普通の山芋ではない)をすりおろしたものを入れ、具だくさんのごちそうにしてくれた。

山の囲まれ新鮮な空気の中で、とれたての野菜と大地のエネルギーが詰まったお弁当頂くのだから元気にならないわけがない。

今年一年、本当にお世話になったことを感謝したい。

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