赤滝谷から大月地獄谷へ

赤滝谷から大月地獄谷へ下る

~やぶ地獄と言われる赤滝谷を下り大月地獄谷に抜ける~

2020年2月23日

先々週(2/9)、西山谷右俣の山行の時に敗退を喫した赤滝谷行。今回は、週末の天気も上々の予報なので再挑戦を計画した。地形図を見ると、天狗岩南尾根のベンチのある地点につながりそうな尾根があったので、大月地獄谷より支尾根を登る事にする。

JR住吉駅から市バス38系統に乗り「渦森橋」下車。住吉霊園方向に進みヘアピンカーブ奥から取付く。

取付いてすぐに荒神山第二堰堤を越える。堰堤内の西側に、支尾根の尾根端があるので適当に取付いて、尾根筋を登っていく。鉄塔の付け替え工事のせいか、至る所で伐採が行われており、このルート唯一の鉄塔まで進んでいける。

鉄塔からは進路を北に転進し、「西谷山」と呼ばれている538ピークを目指す。ピークからは天狗岩南尾根まで緩い登りが続き、例のベンチ場に飛び出る。

ベンチ場から天狗岩までは、快適なハイキングとなる。天狗岩そばの案内板裏から東に伸びる尾根の笹薮を激下り、コルとおぼしき地点から赤滝谷へアプローチする。下ってすぐに、六甲山系では珍しい逆▽滝がお目見えする。

濃密な藪こぎと堰堤越えの後には、目的の赤滝が楽しめる。赤滝から大月地獄谷の分岐まではすぐの地点。大月地獄谷遡行の際は、足を延ばしてみるのもいいだろう。


JR住吉駅から市バス38系統で15分、「渦森橋」下車。一旦、来た道を戻るよう右手に下って行く。

西谷川にかかる橋(銘板には歩道橋とある)を渡り、住吉霊園方向に進んでいく。

川筋を左手に見ながら10分ほど坂を進むと、取り付きの目安になるヘアピンカーブに到着する。奥に荒神山第二堰堤がそびえているので分かりやすい。

荒神山第二堰堤はダブル堰堤。左岸から一気に巻いていく。堰堤内の河原から適当に徒渉して、西側の尾根端に取付く。すぐにご覧のような、伐採が行われた尾根筋を登っていく。

自然豊かな尾根かと思いきや結構人の手が入っていて、ルートファインディングの面白みに欠ける。その分、登りやすいのだが。

時々、面白い造形の岩や北ドントリッジのような痩せ尾根が楽しめるが、長くは続かない。

ほどなく、鉄塔(新神戸53)に到着する。鉄塔の周りは工事のバリケードが張られているので、右手から回り込んで北に転進していく。

東の打越山方面の鉄塔も工事をしているのが分かる。こうして、電気という大動脈のリフレッシュをしているのを見ると黒部を思い出し感慨深い。

進んで、先ほどの鉄塔のそばに研削された地点が出てきた。恐らく、ここに鉄塔を付け替えるのだろう。

小休止していると、ジョウビタキ(♀)の幼鳥だろうか、警戒心無くすぐそばの枝を飛び渡っている。おかげで、へたくそなカメラワークでも何とか撮影できた。

時々、このように赤ペンキで行き先表示がある。ロッコペリ的には好みではない。まだ、赤テープの方がまし。

先ほどの矢印を左に進むと、小ピークの「・538」地点となる。ここが「西谷山」と呼ばれている地点らしい。西播で育ったロッコペリには墳墓(古墳)に見えてしまう。

P538からは、明るい幅広の尾根筋や威風堂々としたマザーツリーみたいなのがあったりと、それなりに変化が楽しめる。

時々、開けた地点で枯れ木や倒木で進路を見失いそうになるが、よく見ると弱い踏み跡が続いている。

高度が上がり、笹薮地帯に入ると傾斜もついてくる。踏み跡もジグザグで迷走している場所も有るので注意が必要。

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