桜谷遡行

最初の堰堤(桜谷砂防ダム)は右岸から巻いていく。ダムの上流の堆積は砂州状なので、水が腐らず臭いもない。谷は細くなり、右岸すぐ上に桜谷道が通っている。

水は濁ったりぬめることなく、透明度が増してくる感じだ。遡行を続けると、なんとも奇妙な昇龍のような樹があった。個人的に「龍樹」として、桜谷のマザーツリーにしておこう。

水流は、岩肌を流れる程度になるも一定量を保って流れている。右岸直上に見覚えのある石積みが見えた。

更に進むと側壁の崩落した堰堤に到着。側壁が良い感じの休憩スペースを提供してくれるが、小さいヒルがすぐにくっつく。

六甲山系にもヒルが現れたということは、媒介者の鹿が進入してきたということか。水際で進入を食い止めようと、神戸市も対策を強化しているので上手くいってほしいものだ。

終盤、桜谷道に沿って流れる滑滝。これはめっけもんのいい雰囲気で、登山道からは見えないが、なかなかのものだ。

産湯の井周辺からの湧き水のせいか、詰め部にも関わらず水質良好。終盤まで気持ちよく水浴びが楽しめた。産湯の井まですぐの地点で脱渓。水質のおかげで全然ワラジが汚れていないのは高評価、軽くすすぐだけでよかった。

ついでなので三角点にも寄っておく。ここには2回目の訪問となる。ここにも龍頭のような切り株があっって、ランドマーク的な存在になっている。

合計距離: 10.12 km
最高点の標高: 699 m
最低点の標高: 42 m
累積標高(上り): 1020 m
累積標高(下り): -610 m
総所要時間: 06:26:14
Download file: 20220731_桜谷.gpx

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