亀ノ滝第二堰堤ルート

青谷・亀ノ滝第二堰堤ルート

2021年5月2日

~未踏の谷を目指す前に、昆虫祭りに時間を取られる~

先週に引き続き青谷・水晶山エリアでの石英脈探索を行おうと思う。ただ目的地を目指すのも面白くないので、以前から目をつけていた未踏の亀ノ滝第二堰堤のある谷を経由してみることにした。

青谷道登山口から登ったのは良かったが、進んですぐにイモムシ毛虫の昆虫祭りが絶賛開催中だった。

虫好きのロッコペリとしては、当然観察せずにはいられない。せわしく動く被写体に手を焼きながら撮影に没頭、気が付くと1時間近くも経っていた。進んだ距離はわずかに150mほど。

時刻はすでに11時を過ぎていたので「今日はもうどっかで食事して帰ろうかな・・」と、弱気になる始末。梅雨入りを前にこれではいけないと、気を取り直して本来の未踏の谷の探索を行った。


青谷道登山口手前にある妙光院、馬頭観音があるので競馬ファンには結構有名なお寺だ。

山門前の掲示板に「健康と言うのは適度ということ」とあり、右下にお寺ヨガの案内がある。なんとも不思議な取合せだ。

探索する谷は短いので、すでにのんびりモードでの出発。雲は垂れ込めているが、今のところ雨は持ちそうだ。

あ~困った!すぐにイモムシ毛虫の昆虫祭りが始まってしまった。春の饗宴が楽しくて全く進めない。一般のハイカーは嫌がる季節だが、ロッコペリとしては楽しくて仕方ない。

まずはナナフシの赤ちゃんから。小さいけど擬態しているつもり。結構動き回るのでピントが合わせづらい。

【プライヤキリバ】黒くて頭でっかち。色彩変異の個体もいる。

【ブナキリガ】終齢幼虫。最後は脱皮して緑色に。

【アヤシラフクチバ】頭部は黄褐色で無紋。

【ニトベエダシャク】フードをかぶっているようで可愛い。3対の胸脚と、1対の後脚と腹脚が特徴。こちらも色彩変異の個体が見られた。

【オオシマカラスヨトウ】黒い靴を履いているようでユーモラス。大食漢。初めスズメガの一種かと思った。

【マヤサンオサムシ】オサムシは後翅が退化して飛べないので行動範囲が限られる。地域固有化しやすい。

【オカモトトゲエダシャク】止まるときはなぜが頭をクルッと丸める。鳥の糞に擬態?白色が多い中、ピンクの色彩変異個体も。

狩る者、狩られる者。自然は常に食物連鎖という生存競争を繰り広げている。生きるための非情はあたりまえ。

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