リノベーション奮闘記②

収納の少ない家なので、使えるスペースはどんどん収納に作り替えていく。まず、押し入れはクローゼットに変更し床の間も収納庫を造作した。収納庫の壁は、大型の壁掛けテレビ取り付けられるようにしっかりと作りこんだ。

入り口の扉は押せば開くようにし、スッキリとした壁面に仕上げた。

クローゼットから収納庫の上は、小屋裏収納として作り込みかなり広いスペースが確保できた。大人が乗っても大丈夫なので、隠れ部屋にも最適かな?

縁側にも床材を貼り、突き当りのデッドスペースを収納に作り替えていく。枠と扉のフレームを作り、三角ゴンべ、取っ手を取付け、あとは化粧合板を貼り、漆喰塗料で仕上げる。ここは半畳ほどの広さと高さがあるので、ゴルフバッグや縦置きしたいものなど、どんどん収納できますね。

捨てる予定だった建具も、当時の細工物のよさを残すべく玄関わきの引き戸に再利用することにした。

まず、長年たまった汚れを洗いにかけ、上段の欠けた組木部分にも修繕を施した。中段のダイヤガラスは今では珍しいので、丁寧に汚れを落としておいた。下段のベニヤは朽ちてボロボロなので新たに板材で補修を行った。

ただ、全体にがたつきがひどく引き戸としては歪んで機能しないので、各部の補強と新たに戸車を取付け、なんとか使えるようになった。

知人の個室も、当初は天井に広がる謎の奇妙なシミや、ベコベコの床にあいた穴などホラーの様相だったが、見違えるように仕上がった。この部屋については、ロッコペリは一切手伝っていない。リノベーションのスキルが上がった知人が一人で仕上げたものだ。

天井や床など、大きな部分が終われば細かな造作が待っている。まずは、部屋を仕切る壁を解体した所に縦桟を入れていく。これは、デザイン的にもリビングからの目隠しにもなるが、風通しも考えてのことだ。

この卓袱台(ちゃぶだい)も、汚れて汚いので捨てる予定だったが、今となってはこの大きさ(直径1m15cm)の卓袱台は手に入らない。なので、表面にカンナとペーパー掛けを施し、きれいに磨いてあげると見違えるように立派な食卓になった。防水のためにこれも蜜蝋ワックスでしっかりと仕上げていく。

いよいよ、薪ストーブの設置に取り掛かる時期になった。メルカリで購入した何の変哲もないストーブ台に、装飾を施していく。ここからは、知人の奥様のお仕事。耐熱モルタルの上に耐熱タイルを貼り&漆喰で化粧を施し、いい感じに仕上がった。

奥様待望の薪ストーブが届き、いそぎインストール。明かり採りの窓を設置し、漆喰で仕上げます。煙突を屋根に固定したら、いよいよ火入れ式!やっぱり薪の暖かさは格別ですね。このストーブ一台で、3部屋を同時に温めることが出来ます。また、このストーブの特徴は、ピザ窯の部分もあり、湯を沸かすだけでなくオーブン調理も可能なところです。

お庭に植わってる南天の赤い実にも雪が積もりました。リノベーションのお手伝いを始めて、はや1年と3か月・・あっという間でした。とはいえ、まだ終わった訳ではなく、外構周りや外壁などの仕上げなど、やることは沢山あります。家具の造作などは、まだまだ目白押しです。

とりあえず今回はここまで、次回に続きます。

コメント