9月度の山仕事

9月度の山仕事は、夏の畑から秋の畑に

~沢山の食べ物を生み出してくれる畑の衣替えを行いました~

2021年9月19日

今回、山仕事行わず、夏に沢山の野菜を生み出してくれた畑の衣替えを行う。一旦すべてを更地にしてから、秋の作物用に土づくりを新たに行っていく。

新しいメンバーも加わって、真夏のような日照りの中なんとか区切りをつけることが出来た。

美味しいものを頂くということは、収穫までの手間と、収穫後の手間がとてもかかるということ。なので、形は不揃いで虫食いもあるけど大事に育てた野菜は、全て残らず使い切りたい。

和の鉄人、道場六三郎さんがこう言っていた「食べ物は成仏させてやらなきゃだめ」と。彼は、ニンジンやゴボウ、レンコンの皮までも料理に提供する。

いずれにせよ、口に入るものがどのように出来て、どのように加工されているのかを知ることはとても有意義なことだと思う。


草ぼうぼうの夏の畑。基本的に、自然との協生なので草刈りはしない。荒れているように見えるが、実はミニトマト、ナス、モロヘイヤ、大葉、トウガラシ、エシャレット等が植わっている。

作業の前にまずはそれらの野菜をすべて収穫してしまう。

その後、鉄網や支柱、グランドシートなど分別回収して束ねておき来年の夏まで保管しておく。まあ、これが重労働なわけだ。

土が元気だから、シートをめくると苦手な人は気絶するくらいのミミズやムカデ、色々な昆虫があふれ出てくる。これらは、烏骨鶏のエサになるので全て袋にいれていく。

「キャー、大きいカマキリがいっぱいいる!!」と、メンバーが興奮気味に叫んでいる。見ると、チョウセンカマキリが捕獲されていた。前脚の付け根の間が黄色いのがオオカマキリで、チョウセンカマキリは朱色なので見分けは簡単。オスメスはお尻の尾角で判断する。

更地の後は堆肥、油かす、牡蠣殻石灰をまいていく。これらの総重量は200㎏近くあるので男手がないとやはり厳しいだろう。このあと耕うん機で耕せば、畑の下準備は終わる。

畑作業のあとは鶏舎にうつり、烏骨鶏を放鳥する。放たれた烏骨鶏はよろこび勇んで地面をほじっている。若鳥には先ほど捕ったミミズを与えるのだが、やはり体の小さい個体はどうしても大きいものに負けてしまい食べることが出来ない。幸いふんだんに捕獲しているので、小さい方にも隙を見て与えることが出来た。

一見残酷なように思うが、これも自然の摂理。また、鶏の捕食者としての本能を刺激してあげることが、鶏舎でのストレスの発散につながるようだ。

作業場に戻り、仕分けの作業をおこなっていく。エシャレットは根と葉を取って洗浄していく。

トウガラシの赤いものは一味唐辛子にするために乾燥させる。青いものは、柚子胡椒に加工していく。材料は塩と柚子の皮のみで出来るが、水中メガネは必須だ。

今回はメンバーが多かったので仕分け作業は1時間ほどで終わることができた。

葉っぱも葉唐辛子として余すところなく食べる。選別洗浄した葉をサッと湯がき、細かく刻んだ後ごま油で炒め、そのあと醤油、酒、みりん、砂糖で佃煮風に炊き込んでいく。出来上がりは、ほのかにピリ辛のご飯の友となる。

昼食の後は、シイタケやマイタケの生育状況がきになるので、山の様子を見に行ってみる。山はすでに秋の気配で、小さなドングリがたくさん転がっていた。

完成したウッドデッキに寝転んで秋の空を眺めていると「うわー!なんか気持ち悪い虫がいる!蜘蛛なん?!」と、悲鳴が聞こえる。

たしかに、豆のような小さな体から糸のような足が8本生えて、ユラユラしながら歩いているのだから気味悪がるのも無理はない。これはザトウムシといって、蜘蛛ににているがまるで別物。

刺したり噛んだりすることは無く、人間には全く無害なのでそうっとしておいてあげればそのうちどこかに行ってしまう。

朽ちた切り株や、樹皮の苔には沢山のキノコが生えていた。ロッコペリはキノコについては門外漢なので、見るだけにしておく。その場で食菌を見分けられる人を本当に尊敬する。

さて、次回は植えたキノコの収穫が期待できそうなので作業の後、とれたてをBBQで味わえるといいなぁ。

コメント