姫路城

久しぶりに姫路城へ寄ってみる

~地元で幼馴染たちと集まりがあったので、久しぶりにお城を楽しんでみる~

2021年12月26日

土曜日に幼馴染との集まりがあったので、実家に泊まることになった。ロッコペリの実家は姫路市の海に近い所にある。昔は家の窓から姫路城が遠く見えていた。

平成の大修理後2回目の登城になるが、やはり子供のころから見慣れたお城は故郷のシンボルでもある。大修理の期間中の登城では、別の意味で感動したことを覚えている。

あわよくば日曜日に高御位山にでも登ろうかと思っていたが、ザックを背負って集まりに行くわけにもいかず、のんびりとお城巡りを楽しむことにした。〆は姫路おでんの旨い居酒屋で。


姫路駅からは、おみぞ筋の鯛焼本舗遊示堂で熱々のたい焼きを一つ買って、ハフハフしながら街ブラする。本町商店街を抜ければ、大手前公園から姫路城の堂々たる姿が目に飛び込んでくる。

登城まえにトイレを済まそうと屋根をみると、びっしりとハトがとまっていた。手を叩いて脅かすも微動だにしないくせに、何かの拍子にご覧のように羽ばたく。と言ってもすぐに戻ってくるから心配はない。

平成の大修理では、このハトの糞の除去に大変な苦労があったと聞く。そして、鳩除けにも工夫を凝らしている。窓からのぞくと、極細のステンレスワイヤーが張られているのがそれだ。

お堀の向こうにかかる桜門橋からの城郭も、堂々としていて好きなアングルだ。

大手門を抜けると、眼前に広がる三の丸広場の先に姫路城が堂々たる城郭を表す。何度見ても見飽きることはない。日の光が当たると真っ白に輝く姿は、まさに白鷺城と呼ばれるにふさわしい。

昔ガイドさんに、「”007は二度死ぬ”のロケ中、ショーンコネリーがタバコのポイ捨てをこの三の丸広場でやらかし、当時の市長の逆鱗に触れ撮影は一時中止、後にショーン自身が詫びを入れた」と、聞いたが真偽のほどは分からない。

ただし”備前門”から”りの門”までの太鼓櫓北方土塀で、忍者が手裏剣を練習するシーンの撮影中に、白壁の数十カ所に実際に穴をあけてしまい撮影中止になったことは有名。30年にもわたる昭和の大修理直後のことだけに、かなり社会問題になったと聞く。

お城には入場券を買ってすぐに入るのではなく、西の丸の南にある庭園からの風景も是非楽しんでほしい。石積の美しさが特に楽しめる場所だ。

大人1000円を払い、いよいよ城内に入っていくが、順路は菱の門から反時計回りに巡っていく。重要な建物の配置資料があったので参考にして頂きたい。

それとこの季節、極寒の中で靴を脱いでの見学になるので、特に足元を暖かくすることをお勧めする。以前は用意されていたスリッパは、コロナ過で撤去されている。

菱の門くぐって右手に目をやると、三国濠越しの天守閣が見える。ロッコペリは、このアングルが一番お城がきれいに見えると思っている。

順路は菱の門から西の丸へと進んで行く。ちょうど姫路城のイラストと模型があったので、後で比較すると面白い。

城内にはいろいろなパネルが貼ってあるので、是非目を通してほしい。観光地あるあるだが、展示物や掲示物には目もくれず、ただ通り過ぎるだけの方を多く見かける。これでは、その歴史や魅力を感じることは出来ないし、後で何ものこらないのはとても残念なことだ。

西の丸の回廊を出ると、順路は二の丸へと続いている。途中、時代劇ではおなじみの通路「将軍坂」を登っていくのは、マツケンよろしく何度通っても楽しい。

小さいころから、日本建築の木組みに強い関心があったロッコペリは、このような継手仕口を見ると足が止まってしまい、なかなか前に進むことが出来ない。

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