イノシシのある展望地尾根 お隣に負けてない

尾根筋を更に進むと、突然、踏み跡がしっかりした明瞭なルートに変わる。多くの人が通っているかのような雰囲気だ。でも、バリエーションルートには変わりない。

更に登ると、進行方向右手(東)に大岩が見えてくる。時間があれば登って見たいが今日は我慢しておく。

大岩のすぐ先は、岩場がお目見えする。雰囲気的に展望台が近いことが分かる。

岩場を登ってすぐに、下からでもはっきりと分かるイノシシのある展望地のデッキがみえて来た。このまま上がってもいいが、もし休憩している人がいるかもしれないので、少し戻り、西側から基部を巻いていく。

基部はのっぺりした岩塊で、左奥から巻きあがって行く。

すると目の前に、見覚えのある方位盤が転がっていた。この方位盤に昔はイノシシのオブジェが固定されていた。なので、イノシシのある展望地と呼ばれている。

その展望地からの風景も一応撮っておこう。今では、イノシシの有った展望地という事になるかな。

デッキの西側に打ち捨てられた方位盤。根っこが腐っている。誰かが腰かけて、転びそうになったから危ないと思いここへ捨てたのだろう。この方位盤、実はとても凝った作りで、方位を示す文字は全てステンレス製の象嵌である。このまま、朽ちさせるのは何とももったいない。再度設置するための妙案は無いものだろうか。

展望地からはすぐに縦走路に出会う。そのまま、掬星台方面へ進み天狗道最後の丸太階段の手前を右に入って行く。この道は先ですぐ、天狗道に合流する。傾斜が緩いので全山縦走の時は大いに助かる脇道。

脇道のここから、老婆谷中俣へ下って行く。正面にみえている石が目印。この先はすぐ天狗道の終点だ。

その前に、火照った体をシャリシャリに凍っている、こいつでクールダウンしよう。

まずは、湿った谷を下って行き、二連の堰堤を右岸より巻いていく。更に流木の詰まった小滝も、流木を利用して下る。

次に、小さな谷止めを下って行く。谷止めの右岸には、堰堤工事の際のワイヤーロープが放置されているので利用する。

続いての小滝は。クライムダウンで通過する。

いよいよ鬼婆の頭にやってきた。クライムダウンは出来ないので、懸垂下降でクリアしていく。

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