【木ノ袋谷 第四堰堤岩塔~木ノ袋谷源頭(天上寺ルート)】2019.03.31
正直、早起き出来ない人は欲張って山行してはいけない。今回は、欲張って木ノ袋谷遡行と第四堰堤北の岩塔へ天端からのアプローチの両方を試したが、どちらかにしないといけなかった。
第四堰堤北の岩塔へのルートは、堰堤天端からのアプロ―チであっさり見つかると思っていたが、結構急傾斜でかなりの苦戦を強いられた。
見つかりはしたが、下りは困難で結局北側のルンゼから懸垂下降して堰堤内に逃げた。
続いて木ノ袋滝は、左岸の尾根を巻くが以前よりも難易度が増していた。昨年の台風のせいなのか、頼りの立木が枯死して使い物にならない物が増えた。
正直つまりそうで神経を使った。今後は一旦右俣の堰堤に進み、そこから尾根を乗越して木ノ袋谷へ復帰するのがいいかもしれない。
今回、天上寺までの完全遡行のため、寄り道のジャグジールートは見送り滝口からは忠実に谷筋をツメていくことに。
先週の寒谷ように楽に攻略できると思ったが、ラストの標高差100mが老婆谷右俣ほどではないにしろ連続する小滝に時間を取られた。
それらの滝も、風化が進みボロボロの所が多く、見た目よりも緊張を強いられる。だが、クリアする楽しみはしっかり与えてくれる良滝だ。
天上寺に詰め上がってからは、急に緊張が解けたのか、はたまたお昼を忘れたいたせいか一気に疲れが出てきた。
前回の岩塔探索の記事:
今年もお花見の季節がやってきた。道すがら桜を楽しみ、護国神社で山行の無事を祈願する。
杣谷道登山口に向かう途中、北の空に前線の壁が見えた。午後から天気が崩れるのか?
杣谷堰堤からの空は目まぐるしく変化している。まあ、一旦登りだしたら雨が降ろうと関係ない。ロッコペリは雨も大好きだから。
登山口登ってすぐ、「荒神」と書いたミニ徳利が落ちていたので、堰堤脇のくぼみに置いてみた。
いつもの摩耶第一堰堤前を徒渉していく。
望遠で撮影。木ノ袋谷北尾根の岩塔が見えている。知る人ぞ知る隠れスポットだ。今日はその下方に位置する岩塔の再探索だ。
足元の石のすき間から花が咲いていると思ったら、落下した木五倍子の房だった。とても小さい花だが綺麗だ。
摩耶第五堰堤の脇、岩ケ谷西尾根の露岩(阪田岩)が見える。あの上からの景色も杣谷が俯瞰出来て楽しい。
摩耶第二堰堤の鉄製階段の先、わずかな急登を避け堰堤内に下って行く。あまり変わらないと思うけど、少しでも体力温存を図る。
寒滝にはよらず、杣谷川と木ノ袋谷の出会いに到着。北西(左手)の谷へ入っていく。
後でもいいけど、予めヘルメットとハーネスを装着しておく。この季節ここは、木五倍子がたわわに咲くので見応えがある。
まず3つの堰堤を全て左岸より越えていく。写真は第四堰堤。前回は越えて、その先のルンゼからアプローチしたが、今日は左岸天端を詰めていく。
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