【烏原鉄塔巡視路探索から天王谷第二西尾根を下る】2017.02.26
今回は、烏原貯水池の立ヶ畑堰堤(烏原ダム)の東尾根ルートを探索する。先日、烏原貯水池の周遊路を歩いていて、気になる取付きがあったので読図の練習もかねて行って見ることにした。
本来の烏原鉄塔巡視路の取付きは、烏原貯水池周遊路を時計回りで進んだ場合、北詰めにかかる三日月橋を渡り、車止めから60m位進んだところにある黒階段から。
取りつきから尾根にのるまでは、落ち葉の堆積したザレた斜面に四足歩行強いられるが、尾根にのってからは、刈り込まれた稜線は明るく気持ちよく歩くことができた。
地形図から、レストラン「風舎」を抜ける予定だったが道の先は柵があり、柵の先はランチで賑わうテラスだった。流石に柵を越えて進むわけにはいかず、あえなく敗退となった。
そのまま、来た道を戻るのも嫌なので、7番鉄塔脇から沢筋に下るルートを選択。尾根屋(おねや)のロッコペリにとっては、初めての沢筋を下る経験となる。なにせ、水が怖いしジメッとした感じがたまらなく嫌なのだ。
沢筋なので予想はしていたが、結構な落差の岩壁に何度も出くわした。枯れ沢なので、なんとか巻いては下るを試みたが、最後の8m位の落差(枯滝)は不可能と判断、尾根筋を目指す事に。
天王谷第二西尾根にのってからは、一部薄い踏み跡にるが、無事に集落へたどり着くことが出来た。
結局、石井町から上って石井町に戻って来ただけのハイクとなったが、次回の探索ルートが複数確認できたのは収穫だった。
早出早帰りを思うも、すでに太陽は高い位置に。空気は冷たいが、小春日和の日差しに春を感じる。
市バス112系統、石井町下車で烏原貯水池に向かう。
烏原貯水池までの、だらだらとした坂を登っていく。振り返ると、PM25のせいか霞んだ市街が見える。陽射しに汗がにじむ。
貯水池起点に到着。今日は反時計回りに進んでいく。まずは、すぐ右手にある公衆トイレで用を済ます。
湖面には、沢山の水鳥がいた。これは鵜のようだ。仕切りに羽をばたつかせていた。
大正三年に堰堤の高さを増す工事を行っている。正式名称は、立ヶ畑堰堤(たちがはたえんてい)。100年以上前になる。
取水塔建屋。神殿のような作りにうっとり。このダムが「ダムの貴婦人」と言われる所以だ。反対の柵からは、水質改善用に立体迷路のような沈澄池が見える。
周遊路を進み橋を渡る。この支流上流にも地図では沈殿池っぽい何らかの水道施設がある。いつか探索してみよう。
周遊路も終盤、進路が南西方向にグッと変化する辺りにある電柱。電柱から振り返ると、派手なマーキングがある。今回は、ここから取付いてみる。
取付いてすぐに急登が待っている。途中から、落ち葉の堆積物や軟斜面に四足歩行を強いられる。
15分ほどもがくと、目的の尾根にのった。かなり踏まれていて路面はしっかりしている。一旦、西のほうを調べてみる。
進んですぐ、鉄塔があった。これが一番西端のものだろう。向うに踏み跡が続いているので、しっかりとした巡視路のようだ。
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