縦走路をナイトハイク
~須磨浦公園をスタートし鵯越駅まで久しぶりのナイトハイクを楽しむ~
2021年12月11日~12日
山仕事仲間とご家族、その仕事関係のDr.の三人を同伴し久しぶりのナイトハイクに出かけた。
山仕事仲間は山を始めて間もないが、体力はありそうなので行ける所まで行って見ようという計画。予定では菊水山までは行きたいと思っていたが、やはり鵯越駅でメンバーの体は限界を迎えた。
次回は体を鍛えて、市ケ原経由の新神戸まで「半縦走」のコースに挑戦予定。
ロッコペリにとっても、まともなナイトハイクは一年ぶりだ。22時30分須磨浦公園に集合し、スタート前に軽くストレッチを行う。夜の須磨浦公園スタートは、全山縦走大会を思い出してなかなか良い感じだった。
まずまずのペースで、ロープウェイ乗り場まで上がって来た。今日は多めに休憩を取る予定なので、その分しっかりと夜景が楽しめる。
30分ほどで旗振山に到着。明石海峡大橋のイルミネーションを見て欲しかったので何とか間に合った。大気のレンズ効果のせいか、淡路島がとても近く見えていた。
鉄拐山は山頂をパスし、迂回路を進んで行く。途中のウバメガシが群生する森は、昼夜問わずお気に入りのポイントだが、ご家族の方は魔女が出そうで薄気味悪いと怖がっていた。
おらが茶屋でトイレ休憩を取る。今夜は意外と寒くないので、吹き抜ける冷風が心地よい。メンバーも、歩くには暑いので上着はとっくにザックの中だ。
ポートアイランドを埋め立てた土砂の一部は、この高倉山を削ったもとは知らなかったようだ。その跡地に今の高倉台団地が作られている。
スタート時点でメンバーの話題になっていた400段階段に到着。ライトの光が届かない、暗闇に続く階段の姿を見て不安はマックス。今日は、踊り場ごとに休憩を取るむね伝え、無理をせずゆっくりと登っていく。
どのみち、大会本番は大渋滞して休憩が必要無いくらい進まない。体力に自信のない方でも楽勝だ。
400段階段を登り切り、ホッと気が抜けてからの栂尾山までの登りは地味にキツイ。展望デッキに上がるのも辛いようだったが、無理やり上げて記念撮影を行う。
「せっかく登ったのに、一旦激下ってから横尾山に登り返すのはメンタルが~・・」と、背後から声がするが、まぁ仕方ないのでゆっくり進んで行く。途中のマイケルは心なしか崩れてきたような気がする。「本人と一緒やね」と、また声がする。
さて、本日核心の馬の背に向かって横尾山を下っていく。馬の背は、メンバーも一番期待と不安が入り混じっている地点だ。クサリ場を慎重にクリアし、さらに下っていく。すでに、膝に違和感が出始めているようなので、下りでの運歩法をお伝えする。
しばらく下ると暗闇に、ライトに照らされた馬の背が浮かび上がってくる。やはり、吸い込まれそうな感覚に少し恐怖を感じるメンバーだったが、すぐに慣れ無事に馬の背を通過できた。
階段は有志によって、とても綺麗に整備されていた。ここは踏み幅も狭く、砂利があると滑落の危険が大きい地点だけに安心して下ることが出来た。本当に感謝したい、ありがとう!
それにしても今夜は暑いくらいの気温だ。東山の温度計は、夜半を過ぎてもなお12℃を指し冬とは思えない。
縦走大会で、一回転して転げ落ちていく人を見た危険な階段は慎重に下っていく。
横尾団地内でトイレ休憩をとり、途中ヘッデンのアクシデントがあったが、なんとか高取山の取付きの野辺地公園までやって来た。
すでに、みんな足に来ているようで、妙法寺小学校からここまでの緩い坂も、地味にきつかったとのこと。入念にストレッチをして、最後の登りに備えるべく筋肉をほぐしていく。
この時点で、体力的にも菊水山に登ってからの下山は無理と判断し、ゴールを鵯越駅に変更する。
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