シイノトモシビダケ

シイノトモシビダケ

~光るキノコと昆虫撮影~

2020年06月06-07日

結論から先に言うと、気持ちが先走ってシイノトモシビダケの最盛期には早すぎた。いわゆる勇み足ってやつ。結局一本しか生えてなかったが、それでも神秘的な光には魅了されてしまう。

つい、カメラの設定を色々変化させながら撮影を楽しむ事となったが、お見せできるのはたったの1枚のみ

あとは、同行した知人の庭師の方と、互いにあきれるくらい夜行性生物(主に昆虫)の撮影に没頭した。なので、今回のブログはほぼ昆虫観察となる。タイトル詐欺と思われないよう、予めお断りしておく。

※なおシイノトモシビダケの場所については、保全のためネット上での公開は控えさせて頂く。メディアでも暗黙知として神戸市山中としか表現しないので、ロッコペリもそれに倣うことにする。


足元にも黒い幼菌が5株程度あるが、まだ光はだしていない。暗闇に目を慣らしていくと、ようやく見上げる位置に1株だけ光っていた。群生しているのをいつかは見たいと思いながら、シャッターを切っていく。望遠レンズを忘れた事を悔やむ。

【ギンメッキゴミグモ】日没直前から登山道にアプローチしたので、明るいうちに昆虫などの撮影をしていく。ちょっとピンボケ。

【シラオビキリガ】クローバーの葉に止まっている。重厚なローブをまとっているようでゴージャス。

【ラミーカミキリ】 明治時代に日本に入って来た外来種。脚と触角の一部が水色、胸部は薄緑、胴は白黒とキレイな個体。

【チャタテムシ】樹皮に集団でいる事が多く、少し刺激すると八方にぶわっと広がり、また集まる習性を持っている。

【カシワマイマイの幼虫】 ドクガ科だが毒はない。プレデターのような強烈なお顔、お下げ髪にも見えるが、虫嫌いの方には見るのも無理か。

息を吹きかけ、蜘蛛の子を散らしてみる。ぞわぞわする瞬間。

【ヒゲコメツキ♂】赤褐色の胴に長く広がった触角が特徴。コメツキの中では、一種類のみなので分かりやすい。

【ニホンヒキガエル】 別名は蝦蟇(がま)ガエル。もさっとした動きで飛び跳ねる事はない。おとなしいが強い刺激を与えると毒腺より乳液状の毒をだす。これは蟾酥(せんそ)と呼ばれ、実際に鎮痛、強心薬などの薬となる。正に、ガマの油というわけだ。

【カマドウマ】あだ名を便所コオロギと、なんとも不名誉な名前がついているがロッコペリも以前は最も苦手な昆虫だった。寸胴で羽がなく、長い触角をゆらゆらさせて暗い便所(汲み取り式)の隅にいるのだから仕方がない。

【オオゲジ】生きた昆虫や爬虫類を食すので、高速で動けるようになっている。見た目から、即アウトとされるが人間にとっては無毒で性格もムカデと違っておとなしい。写真のものは脚を含めて10cm以上ある。

【トゲナナフシの幼生】成長すると、枯れた棘のある小枝のように見えるトゲナナフシだが、これはまだまだちっちゃい。頑張って生き延びて欲しい。マメヅタの葉によくいる。

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