三月度はシイタケ祭りと森の整備
~複数家族の参加で、榾木の仕込みとシイタケ狩りを存分に楽しんだ~
2022年3月20日
ロッコペリが、丹波篠山で山仕事のお手伝いをするようになって、ちょうど1年。昨年もシイタケの榾木(ほだぎ)の仕込みしたが、あっという間の1年だった。
今回は3家族が参加され、森の整備やシイタケの榾木造り、そしてお楽しみの収穫まで1日中しっかり働いた。
ブログには書かなかったが、先月はこの榾木全てを木槌でガンガン叩きまくったのである。なんでも休眠中の菌を起こす作用があるらしく、収穫量も2~3倍に増えるそうな。まさかと思い、戻りネットで調べると、各地の農協で行われている方法だったのには驚いた。
JR篠山口から車でさらに40分、山里にも遅い春がやってきた。ひっそりと咲く紅白の梅に、仕事の準備の手を止めて見入ってしまった。
今日は2組のご夫婦と、リハビリをかねてお手伝い頂いた高齢のご婦人を含めにぎやかな作業現場となった。
今年は90本の榾木を仕込んでいく。電気ドリルで下穴を開け、そこにシイタケの種菌を埋め込んで行く。1本あたり40~50個の種を植えるので、約4000個の穴あけ加工が必要になる。
意外とこれが地味にキツイ仕事で、男性陣で交代しながらの作業となる。
女性陣も、「電動工具は初めて」と、いいながら穴あけ作業をされたり、「休憩しましょう」と、いっても黙々と植菌を続けたり、各々が健闘されていた。
榾木の仕込みの目途がついた段階で、男性陣は間伐して輪切りにした丸太の処理を行う。丸太は一輪車に乗せて坂を押していき、50mほど先にある巻き割り小屋まで運んでいく。
ところが、昨日の雨でぬかるんだ道を、丸太を満載した一輪車で進むのは全身の筋肉を総動員する超重労働。筋トレ状態で、たちまち滝のような汗が流れ落ちる。後半は、じゃんけんで運搬人を決める始末だった。
大変な作業のあとは、お待ちかねのシイタケ狩りを楽しむ。榾木は去年の物を含め、5年前の物でもまだまだ収穫が出来る。
残念ながら、苦労して舞茸は植えた場所が悪かったのか生えてこなかった。
大かごにたっぷり2杯分のシイタケがとれた。作業小屋にもどり、サイズ別に仕分けていく。形の悪いものや、破れたもの、土かぶりしたものはスライスして干しシイタケにする。
さて、来月はタケノコの収穫が待っている。シイタケと合わせて、超貴重な花山椒、わらびや山ぶきの野草など、まだまだ春の収穫ラッシュが続きそうで楽しみだ。
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