逢山峡

ソーメン滝からすぐに鍋谷の滝に到着。左岸を泳いでへつりポイントに上がり、一段目の水際を登っていく。上部で流心に足場を求めようとしたら流れにバランスを持っていかれドボン。

二段目は水流の中に弱いが足場があるので、慎重に登っていくも滝口で手が無くなり左岸へ逃げる。H氏も同じく滝口で苦戦をしいられ、スリングでのヘルプとなる。O女子は上手に右岸を登ってきた。

鍋谷の滝の三段目は、水量も多くとてもじゃないけど登れそうにないと思っていたら「水量がすくなければ登れるかも?」とH氏が提案。まぁ、トップロープでなら何とかなるかもしれないが、その発想にO女子と目を合わせてしまった。

滝口には対岸の崖に続くロープがあるが、どこにつながっているのか興味津々。

疲れてだんだん泳がなくなるメンバー。先(ゴルジュ)のことを考えエネルギー温存し進んで行く。平穏な沢歩きがあるとホッと一息つける瞬間だ。

ホッとしたのも束の間、水流は隘路となり圧力を増してくる。O女子は水圧に負けて叩き落されていたが、高さはないのでケガをすることはない。

更に15分ほど進むと、三条の滝へ到着。ここは、O女子が先頭を切ってクリアする。続いて、ロッコペリ、H氏と続く。

三条の滝の上、この先で流れが大きく曲がったところに深い釜があり、奥には小さな二段の滝が待ち構えている。「名のない二段滝。登れるのか!?」と、思案している間に泳ぎに得意なH氏はサッサと釜に飛び込んでいく。

H氏があっさりと右岸に取付いたが、ロッコペリは右岸をへつって取付いた。二段目は水深もへそ下なので難なくクリアできる。後続から次々と人がやってくるのをみて、ここは沢遊びのメッカと再認識する。

後続のパーティーは、この後ゴルジュで再会するが、脱渓後のルートミスでかなり迷われたようだ。

ここは古寺山山伏道だそうで、ジモティーのO女子によると古寺山のルートは20本ほどあるとのこと。堰堤を巻いたら長尾谷ルートは終わり、一旦脱渓し舗装路へエスケープしていく。

堰堤上流は広河原状態で、迷いやすい地点。ここから左手に進み脱渓して、しばらく山道を登り返すと舗装路へ飛び出す。この道はシュラインロードに繫がる林道、ここは知る人ぞ知る奥ノ院道への登山口とO女子が教えてくれた。

あとは、第二の目的のゴルジュを目指して下っていくが、ここからアブにまとわりつかれる。

逢山峡広場の近くで昼食。途中、猪ノ鼻小橋から下をのぞくとスライダー遊びを楽しむ人が数組いた。我々もゴルジュから遡行し、このスライダーを楽しむ予定だ。

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