白石谷

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十字路から２０分ほどで最高峰に到着。時間が遅いとはいえ、誰もいないなど考えもしなかった。新しく魚屋道からの階段は、車でくる観光客にはいいのだろうがハイカーとっては地味にきつい代物だ。

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時間は１６時半だが、街を見下ろすとやはり日が短くなったと感じる瞬間。日没にはまだ時間があるが、新しくなったトイレで身繕いを整え、有馬温泉目指して一気に魚屋道を下っていく。

最後は稲荷道へ抜け最短コースを下ることにするが、道端に真っ白なキツネの形をした枯れ木があった。白いのは地衣類の仕業だが、稲荷道だけあってキツネに見えたのは相当疲れているのだろう。

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頑張って１時間ちょっとで下山。銀の湯は、バックヤードに大型ザックが収納できる無料ロッカーが整備されているのがいい。

ドロドロになった体をサッパリと清めるのはやはりいいものだ。湯上りには一杯やりたいところだが、非常事態宣言下でお店はどこもお休み。

電車の発車時刻まで２０分ほどあるので、有馬温泉駅前のローソンで缶ビールを買って一日を〆ることにした。

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