
摩耶東谷整備 架橋編
~深谷第二堰堤の巻き道と徒渉地点の架橋~
2025年4月27日
深谷第二堰堤の巻き道階段手前にある、いつ誰が設置したのか分からない古い橋があります。現在は、橋ではなく箸の状態の2本のステンレスフレームのみが、徒渉地点にかかっている醜悪な状態なのです。
過去に撤去を試みましたが、モルタルとステンレスの角棒なので、廃棄処理を含めて相当の労力が必要なため断念した経緯があります。
今回は、撤去出来ないのなら、折角なので倒木処理で出た廃材を利用して架橋し直すことにしました。


のんびり昼前に出発し登山口まで来るも、初夏の陽気で一気に汗が吹き出しました。橋の欄干には連休中にお祭りがおこなわれるため、のぼりがはためいていました。



杣谷道登山口から摩耶東谷の分岐までは、いつものルーチンワークでカンガルー君の撮影。途中シャガが綺麗に咲いていた。シャガは自生ではなく人の手による植栽が基本ですが、ここのは、不法投棄された沢山のプランターから根性で繁殖拡大したものです。

工事中の深谷堰堤を巻くと、林の向こうに山寺尾根のルートが見えてくる地点。以前から、この平坦地を不思議に思ってましたが、国土地理院地質マップより地滑り地形ということが分かり、妙に納得した覚えがあります。


ご存知の、踏み板が朽ち果てグラグラのフレームだけになった、深谷第二堰堤前の徒渉地点の橋。
踏み板は、先日東谷の倒木整備の時に切り出したものを、50cmほどに玉切りして利用します。固定は一本縛りでなく、頑丈な箱縛りを行います。はじめに12番手の巻き線(24m)を用意し、1.7mほどの作り番線に加工していきます。



なんとか7本目までは丸太を確保できましたが、ちょうどいい太さの倒木がなくなったのと、巻き番線の長さがたりなくなったので、本日の作業は打ち止め。
あとは徒渉部を石積みしなおして渡りやすく修正し、作業箇所の強度確認を行いました。あれだけぐらついていたフレームですが、ガッチリと固定されびくともしません。

最後は、まき道の階段の堆積物をキレイにして、本日の作業は終了です。
残りの架橋は、近いうちに作業を行います(^^)



















最高点の標高: 304 m
最低点の標高: 50 m
累積標高(上り): 273 m
累積標高(下り): -298 m
総所要時間: 04:05:43
コメント
お疲れ様です。
マイ・コースです。(^。^)y-.。o○
大好きな道の整備感謝感激です。
ありがとうございます(^^)
摩耶東谷はゴルジュまでの区間、放っておくと倒木や土砂の堆積など、すぐに道が荒れるルートです。
そのせいか道迷いも多くなってるので、定期的なメンテナンスが必要ですね。
またルート上の不具合など、情報がありましたらご連絡頂けると幸いです。