公園から荒熊神社まで、休憩を入れながらも30分ちょっとで到着。辛い体をおしていいペースで上がって来たと思うが、さすがに階段に座り込んでしまった。
小休止のあと、安井茶屋のトイレのある広場まで下っていく。途中の高取神社は、社務所前の深夜の往来が嫌なのか、通り抜けが出来ないようバリケードが張られていた。折角の夜景が見られないのは残念だ。
トイレ前の広場で夜食の準備をする。時刻は3時半、すでに毎日登山の方が数人登って行かれた。トイレの灯りには、昆虫が少なくなる冬には貴重な、チャエダシャクやクサギカメムシ他多数を見ることが出来たのはラッキーだった。
ロッコペリはコーンポタージュと惣菜パンで腹ごしらえ、他のメンバーも各自暖かいものを用意していた。あと小一時間でゴールなので「朝食も一緒にどうか?」との提案に、疲れすぎてあまり食欲がわかないとのことだった。
スナック「黒帯」を過ぎ、長田箕谷線を渡り、住宅地の坂を上っていると隠れ名勝の「猫の足跡」がある。かわいいヤンチャな足跡に、気分もほっこり、しばし体の辛さを忘れることが出来る。
苅藻川にかかる鵯大橋を渡ると、本日最後の長い登りが待っている。山仕事仲間いわく「縦走なのに、なんで住宅地を歩くんですか!んで、この坂もキツイ!」と、困惑気味。確かにその通りで、これも六甲全山縦走の名物なんだと思っている。
ヘロヘロになりながらも無事に鵯越駅でゴール!始発まで30分近くあるから、駅そばの公園で反省会を込めてお茶にする。
当初の計画では、二宮温泉か灘温泉で朝風呂に入り、疲れをいやしてから解散の予定だったが、みなさんそんな元気もなくなり、それぞれ直帰することになった。
ロッコペリは、朝5時から営業の灘温泉水道筋店でじっくりと朝風呂を楽しんだ。脱衣所で、「山登り前に風呂ですか?」と、声をかけられ「いえ、今下ってきたところです」「ひえーっ!」などと、たわいもない会話も疲れた体には心地いい。
バスを使おうと思ったが、もうすぐ日の出の時刻。東の空が茜色に染まっているのを見ながら帰ることにした。
最高点の標高: 301 m
最低点の標高: 6 m
累積標高(上り): 1193 m
累積標高(下り): -1088 m
総所要時間: 07:00:05
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