リノベーション奮闘記③

リノベーション奮闘記③

~現在進行形で続く、古民家再生への挑戦~

母屋のおおまかなリノベーションがすみ、知人の引っ越しも完了。家電や家具が入り、いよいよ本格的な田舎暮らしが始まった。とはいえ、まだまだやらなければいけない細かな作業は沢山ある。仕事の合間に、それらを進めていくようにお願いし、ロッコペリは大好きな造作仕事に取り掛かることにする。

もろもろの造作仕事

手始めに、奥様からの希望で食器棚を造作していく。設置場所は決まっているので、ピッタリと会うように設計し、たっぷりの収納に加え電子レンジ、炊飯器が置けるようにした。

♪大きな栗の樹の下で~♪と、言うことで、栗の木陰で棚の材料の切り出しを行っていく。家具の場合は、ミリ単位での設計・加工がもとめられるので、この最初の材料の切り出し次第で仕上がりが決まる。

何度も設計寸法を確認しながら作業を進めていくが、最低限の工具しかないのでなかなか手ごわい。

切り出しが終わると、各すみの直角やねじれに注意しながら、外枠を慎重に組付けていく。材は18mm厚の集成材を使用、H1820:W800:D450のサイズなので、この時点ですでにずっしり重い。

続いて仕切り板から背板の順に組付けていく。順番を間違うと、とても面倒なので慎重になってしまう。最後の背板がピタリと収まった時には、思わず「よしっ!」と、ガッツポーズがでてしまった。ご覧の通り、平らな場所で作業が出来ないので、棚を立てたり寝かしたりと大変だった。

棚部分が出来た段階で、奥様に塗装を行ってもらった。リノベーションでの基本色はダークオーク&ナチュラルなので、こちらも同様の色を入れていく。

設置場所は、薪ストーブの横のこのスペース。古民家の場合、完全な直角平行は期待できないので、果たして現物がは収められるのかが心配だ。

扉は全てトリマーにて化粧加工を施し、スッキリとした雰囲気に仕上げた。実際に入るか心配だったので、仮置きして見たら寸分たがわず収めることが出来た。まあ、ある意味奇跡に近いかも。とりあえず家電を置いてみたら、とてもいい感じになじんでくれている。

後は、扉の塗装と細かな細工を施せば完成だ。奥様は「このツートンもオシャレかも」と、あえてクリア塗装でも良いような感じで気に入って頂いた。

玄関灯の取り換え

家の玄関は、第一印象が大事。特に日が落ちてからの雰囲気はもっと大切。

もともとあった昭和レトロな玄関灯を、メルカリで買った燭台風のシャンデリアに交換。購入当初は、電線もなく錆も浮いてくすんだ状態だったものを、磨いて配線をやり直し、電球もLEDのシャンデリア球に変更した。

古民家にもマッチするいい雰囲気に、知人も大満足だった。

残る造作仕事は、玄関収納(靴箱)とテレビボード、古い桐ダンスのリメイクなど。第二期リノベーションでは、知人待望の囲炉裏小屋製作が待っている。今は廃材置きの物置と化しているが、どちらかと言うと母屋よりも作り込みたい部分で、後に囲炉裏端を囲んで酒が飲めるようにしていく。すでに、囲炉裏の灰や自在鉤は手配済みなのだ。

もちろんロッコペリとしては、多紀連山登山のベースキャンプにするのは当初からの予定だ。

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