氷瀑を堪能し、さらに上流を目指す。左岸より大滝を巻いていく。
岩場にある古いロープの支点は、ぐらつく枯れ木。危ない!ロープは使わなくても登っていける。
大滝からは、ハチノス谷西尾根への乗り換えポイントまでひたすら登っていく。落ち葉のしたはしっかりと凍っているので、油断は禁物。
いよいよ渓相が険しくなってくる。この先に、東西ハチノス谷尾根を通行するルートがある。
激登りのあと、右手に赤杭がある地点がそのルート。ここから先のハチノス谷は主稜線まで、特筆すべきものはないのでここで脱出する。進路は西尾根なので左手に進む。
薄い踏み跡をたどると、大きく開けた窪地の先に「しるべ石(裏)」が見えてくる。ここで、チェーンスパイクなどの装備を解除。後はのんびりハチノス谷西尾根を下っていけばいい。
やはりこのルートも、主稜線が通行止めと勘違いされているせいか、エスケープルートなのに荒れている。数カ所の倒木をくぐり、次回の登山道整備の下見とした。写真の倒れた枯れ松は、簡単に折ることができたので、とりあえずの工作としておいた。
さて、気になっていたシル谷の堰堤補強工事の様子を見てみた。杣谷堰堤から、西尾根を経由し東尾根へとワイヤーが伸びている。しかし、気になる点がいくつもあった。
例えば、アンカー部分を見ても、ナットがゆるんでいたり、そもそもボルトにハマっていないものまである。やぐらを支えるワイヤーも垂れ下がって、役目を果たしていないものもあった。
また、わずか5mほどの歩いて3秒の距離に、わざわざ歩道を設けるのは意味がわからない。
西尾根ルートは、尾根が開けた地点より少し手前、右へ下るのが正解。今回は、ちょっと探し物があったので、尾根よりハチノス谷へ連絡路を左に下る。
予定通りの時間に下山、大満足のハチノス大滝氷瀑山行だった。今後、雨と寒波が交互に来れば、さらに見事な氷瀑となることを期待したい。
最高点の標高: 562 m
最低点の標高: 73 m
累積標高(上り): 633 m
累積標高(下り): -668 m
総所要時間: 05:32:30
コメント
この日 大きな入り口のダムの所で
すれ違いましたね。まさかロッコペリ
さんだとは、全然わかりませんでした。 まともな挨拶しなくて、申し訳ございませんでした。大滝ちょっと
溶けかかってたけど、感動しました!
いろんな所 紹介してくださいね。
尊敬してます。
はじめまして。
まさか、あの時間に人が下って来るなんて想像もしませんでした。
ましてやすべり止めも無しに、凍った堰堤前を器用に下って行かれたので、まあ挨拶どころではなかったと思います。
逆に「やはり、ベテランは朝早く行動するんだなぁー」と感心していたところでした。
まだまだ稚拙なサイトですが、今後ともよろしくお願いいたします。