ハチノス大滝の氷瀑

続く小滝も、氷結を避けて登っていく。左岸の日が当たっているところは落ち葉の下だけが凍っている。

その先、染み出た水が凍って白い壁になっているエリアを通過する。

全長25mの斜瀑に到着。見た目は少し氷柱がある程度だが、段差はきれいに氷におおわれている。少し登ってみたが、刃の丸まったチェーンスパイクでは滑落必至。あきらめて、左岸の巻き道を利用する。

滝口から一枚撮っておく。夏に登ると楽しい滝だ。

その先はチョックストーンが2つ続く。初めのほうは、日があたり氷結は見られなかったが、2つ目の方は両壁とも凍っていた。どちらも巻いていく。

大滝手前の段滝は、飛沫が氷結しているのを気を付ければ楽に登っていける。

段滝の先は二俣。右俣に差し掛かると、正面にハチノス大滝の氷瀑が目に飛び込んでくる。思わず「おおお!」と、声がでた。

日差しの中、キラキラと真っ白に輝く氷瀑のハチノス大滝。圧巻の滝身に感動しきり、写真を撮りまくる。

三段の見事な氷瀑に見とれる。突然!大きな音がして握りこぶし大の氷が降ってきた。思わず飛び下がった。危なかった。日差しのせいで、着いて10分ほどで上部が崩落。貴重な瞬間が見られた!

風もなく暖かい。昼食を含め1時間ほどの滞在で滝上部、2段目右岸の氷は崩落。ひと時の大自然の芸術を存分に楽しんだ。

コメント

  1. 堤 晴雄 より:

    この日 大きな入り口のダムの所で
    すれ違いましたね。まさかロッコペリ
    さんだとは、全然わかりませんでした。 まともな挨拶しなくて、申し訳ございませんでした。大滝ちょっと
    溶けかかってたけど、感動しました!
    いろんな所 紹介してくださいね。
    尊敬してます。

    • rokkopelli より:

      はじめまして。
      まさか、あの時間に人が下って来るなんて想像もしませんでした。
      ましてやすべり止めも無しに、凍った堰堤前を器用に下って行かれたので、まあ挨拶どころではなかったと思います。
      逆に「やはり、ベテランは朝早く行動するんだなぁー」と感心していたところでした。
      まだまだ稚拙なサイトですが、今後ともよろしくお願いいたします。