ナバ谷 長峰山の小気味いい谷

小さなガレが流れ込むエリアに入る。ルートはこの先で東北へ90度曲がる。

明るいナメ床を北東に進む。

進んですぐ、傾斜の緩い広めのナメを登っていく。奥に2番目の堰堤が見える。

1番目と比べると、この堰堤は更に濃密な苔に覆われている。そぎ落とさないよう注意して登る。

進んで、堰堤内の二俣地点。ルートは左俣。右俣は岩ケ谷西尾根の途中にに詰め上がるようだ。

左俣すぐに、これまた綺麗な滝がお目見え。流芯の右そばの階段状を登っていく。

またまた直角にルートが転進する。ナバ谷は、この直角に曲がるのが特徴ともいえる面白い谷である。

曲がってすぐに、長いナメ床がお目見えする。高度のわりに傾斜も少なく、ぬめりは無いので安心して遡行していける。奥に3つ目の堰堤が見える。

この堰堤は左岸より巻いていく。太陽がよく当たるのか、今までのような苔はみられない。

堰堤に取付く前に、先ほど登って来たナメ床の風景を振り返ってみる。

台風のおかげか、天端に新しい「ムベ」が数個落ちていた。見上げると、手の届かない所に赤紫の果実がまだ実っている。味はアケビなので早速秋の味覚を頂く。

ほんのりとした甘さが、気分をやわらげてくれる。種は、マシンガンのようにばらまいておいた。

堰堤内進んで弱い二俣地点。ここは東の右俣へ進む。

ようやくこの辺りで、水流がおしめり程度になってくる。先には、今回のルート最後の4つ目の堰堤が待っている。

堰堤を右岸より巻いていく。天端には、ナバ谷北尾根からの物とおもわれるはっきりとした踏み跡があった。

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