門扉のある左手の敷地を回り込むように、更に下ってみる。突き当たりには、勝手口と思われる入口のある家で道は終わっていた。右手は急斜面で道はなさそう。はて、新道はどこなのか手がかりが無くなった。一旦戻り、先ほどの廃屋周辺を探索してみよう。
ところどころ踏みぬきそうな、柔らかな地面に注意しながら玄関先を通過。プラの犬小屋や学習机があったり、それなりに人が生活していたことがうかがえる。しかし、かなり不便だったろうに。そのまま踏み跡を家の裏手にたどる。
踏み跡の先は倒壊した2軒の廃墟と続き、さらに道は奥へ続く。この辺りが、古い航空写真に写っていた辺りなんだろう。
塩ビパイプやコンクリの排水路などがある尾根を、道は回り込むように続いているがもう藪こぎは満腹。ここで探索を諦め引き返す事にする。
先ほどの通行止めであった二俣の先から振り返って撮影。左手の家は、フェンス越しにのぞくとジグザグに下って行く通路が見えた。その先に家があるのかは分からない。
なんの収穫もないまま戻るのは辛い。せめて新アイスロードで撮られた写真の場所を特定しよう。考察で一応の見当は付けていた撮影場所。植物は茂ってはいるが、どうやら道の付きかたと奥の斜面の雰囲気からここで間違いないようだ。旧アイスロードまで30mほどの地点。
激闘むなしく、あまり成果が出せなかったことは残念。登って来た道、旧アイスロードをピストンで戻る。
途中、大型でとてもキレイなヤマトタマムシ(死骸)が転がってた。アリさん頑張ってた。
弁天滝から進んで大月大橋が見える位置。ここから見える街並みや港は、遠近感が圧迫されていつも不思議な風景となっている。
そういえば食事をしていなかった。知的興奮にすっかり忘れていたようで、とりあえず泡の出るやつをいっとく。おにぎり1個を一緒に食べたが、やっぱり合わない。探索の結果が芳しくないとやはり疲れる。新アイスロード探索、冬までに作戦練り直そう。
最高点の標高: 746 m
最低点の標高: 58 m
累積標高(上り): 880 m
累積標高(下り): -832 m
総所要時間: 05:46:33
出典及び参考資料
- ※1 兵庫県郷土研究誌「歴史と神戸」第59巻 第4号
- ※2※3 「今昔マップ」http://ktgis.net/kjmapw/index.html
- ※4 六甲歴史散歩会 前田康男氏所有資料
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