摩耶山ロープウェイ尾根 序盤の激登りがカギ

【摩耶山ロープウェイ尾根 索道支柱を目指し直登】2019.02.24

杣谷道から摩耶東谷ルートに進み、4つの堰堤を全て越えていく。特に第四堰堤はスリット堰堤のため、まるで遺跡の中を探検するような雰囲気を味わえる。rokkopelliも「摩耶遺跡」と称して好きな景観の一つだ。第四堰堤を過ぎると東谷ルート核心部のゴルジュ地帯に入る。

摩耶山ロープウェイ尾根は、その中ほどの右岸より圧迫感を持って合してくる尾根がそうだ。取付きから岩稜をよじ登る展開に、慣れていないと恐怖を感じるかもしれない。すぐに二股の巨杉のシンボルツリーに出合い、いよいよ激登りの始まりとなる。

1年前にも登っているが、その時にくらべ樹木のホールドが若干増えたような気もする。とはいうものの、軟弱地盤で激登りには変わりない。気を抜くと滑落となるので、緊張を強いられる。中盤以降は、岩稜と軟弱地盤が交互に現れるが基本左の谷寄りを意識して登れば、無駄に怖い思いをしなくても済む。途中のナンバリングされた境界杭があり、それを数えながら登ることで激登りの気を紛らわすことができる。

№85まで、来ると索道支柱まであと少し。支柱の先は山麓水平路になるので、更にサンテレビの電波塔まで登り切るのがキツイ方は、観音道か山寺尾根に抜けるといいだろう。

ヤフーブログ終了

このブログを書いているときに、ヤフーブログの終了というメールが飛び込んできた。昨今、老舗のブログサイトがどんどん閉鎖が増えており、今までコツコツと積み上げてきた資産とも言えるブログがなくなってしまうのは大変な事だ。もちろん移行に対しての方策は案内してあるが、それを行うのは投稿側なので相当な労力を強いられることになるだろう。

閉鎖の最大の理由は、下記の言葉が象徴している。

近年は、個人の情報発信ができる様々なサービスが増えているなかで、我々は改めてブログのあり方を考え、2017年から新たなYahoo!ブログのβ版テストを行うなど、今後の事業における模索を行ってまいりました。
しかしながら、サービスを取り巻く現在の市場環境や技術的な運用課題、今後の事業方針など、様々な要因をふまえて総合的に検討した結果、これ以上の継続が難しいと判断し、2019年12月15日をもちまして、サービスを終了することにいたしました。出典:Yahoo!ブログ

今年2月に、当ブログを立ち上げたのもこのような事を危惧してからのこと。やはり、主導権は自分が持つべきと改めて痛感した。


まずは、摩耶東谷へ向かう。東谷へは、杣谷道登山口から始めの徒渉地点を渡り、一旦右に小さく巻いていく。すると、すぐにこの地点となる。ここから東谷の左岸を登っていく。TokiwaTrekさんの情報から、このあたりの地形図と実際の道との乖離がなぜ起こったかを知った。また、道迷いの多発地点でもあるこの徒渉地点の手前に案内柱を追加するよう、TokiwaTrekさんが神戸市へ働きかけてくれた。

深谷堰堤を左に見ながら左岸をしばらく進むと、右岸への徒渉地点にくる。水量が多いといい景色なんだが、最近の少雨でご覧の貧弱な渓相となっている。

深谷第二砂防堰堤前にある、見返り滝もご覧の通り表面を覆う程度にしか水量はない。ここから左岸にある階段を使って、堰堤を巻いていく。

堰堤脇には鉄製の階段が設置してある。これを利用して堰堤内に進み、左俣に進んでいく。

沢を左に進むとすぐに、「行者滝」に出会う。昔の行場らしいが、修業はしているのだろうか?チラリと見えている、右上の小屋には今でも人の気配がある。元旦には、岩に彫られた七福神にお神酒が供えられる。

行者小屋の先にあるデッキ状の展望岩。霞んでなければ、東谷からの灘の景色が楽しめる。右手の尾根を山頂方向に視線を辿ると、廃墟で有名は「マヤカン」を見ることができる。

深谷第三砂防ダム(堰堤)を越えると、いよいよ東谷の核心部に入っていく。今日は、ガイド登山でもあるので同行者がちょっと映り込んでいる。

堰堤内の砂州を進むと「二条の滝」にやってくるが、こちらも少雨の影響で一条しか流れていない。左から登っていく(写真左側に、ロープがあるが写っていない)

お気に入りのスリット堰堤、深谷第四堰堤だ。私称で「摩耶遺跡」を呼んでいるが、いい雰囲気を醸し出していると思う。奥の梯子は、昨年かなり下流で土砂に埋まっていたのを見つけた。せっかくなので、掘り出して設置しておいた。

スリット堰堤を抜けると、しばらくガレ場を通過する。程なく、東谷ルートの核心部、ゴルジュ地帯に入っていく。

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