雨の青谷川右俣

右俣進んですぐに出会うのがこの小滝というか滑。渓相と上流の地形から、あまり水量は期待できないが、長雨の後などは楽しめそうな感じだ。

ここで、雨脚がひどくなったので暑くて着ていなかった合羽のズボンをはく。

最初の小滝を越えると、この先ずっと滑床がつづいていくことになる。摩耶山の山麓南にまだこんな場所があったのかと、ちょっと嬉しくなった。左俣とは地質の違いか、まったく異なった景色が広がっている。

ただ、今日は足元が心もとないので慎重にならざるを得ない。滑り止めがあれば、安心して楽しめるエリアだ。

進んですぐ、写真では伝わりにくいが、なかなかの規模の滑滝がお目見えする。苔とぬめった川床に結構神経をつかう。ただこの時点では、滑落しても壮大な滑り台と割り切れる斜度だ。

一旦斜度がゆるんで広河原のようになり、歩きやすくなる。

次の滑滝は、まあまあ斜度が立ってくる。つかまるところが少ないので、スタンスを確実にしながら四つ這いで登っていく。

滑滝をクリアして進むと、古い谷止めがあり右岸より越えていく。その先にある分岐は、左俣が本流の様相なので進んでしまった。後でわかるが、上野道のコルへは右俣に進むのが正解だ。

どのみち迷っても、登り続ければショートカットルートのどこかに出るのが分かっているので心配はない。

分岐の先は、ラスボスとも呼べる逃げ道の無い斜度のある滑滝が構えていた。写真でお伝え出来ないのが残念だが、最適ルートを見つけるのに時間がかかる滑滝だった。

予定していたコルの高度は過ぎている。滑滝を越え、雨にぬかるんでズルズルの斜面に行き当たってようやく、ルートを逸れているのを自覚する。

こうなればプランB、ショートカットルートを目指すことにする。ショートカットルートは、上野道のコルから青谷道を結ぶ隘路で、まず用事が無ければ利用しないルートなので物好きルートでもある。

手を泥に突き刺し、キックステップを駆使してこの狭いエリア登降しているが最適解が見いだせず、すでに30分以上さまよっている。灌木を頼りに岩稜基部に着いた時には、全身ドロドロの状態だった。

岩稜基部右を進めば、上野道のコルにつながる谷が広がっているのは分かっているが、この足元ではどうにも進める気がしない。

滑落に気を付けながら、基部の左を回り込んでショートカットルートを目指す。

基部を回り込んですぐ、あっけなくショートカットルートによじ登る。右に回り込んでいたらと考えると、判断は正解だった。

登ってしまえば何のことは無い、先ほどの岩稜の上をショートカットルートが通っていた。あとは、気楽なハイキングモードで下山をする。ほどなく、見慣れた上野道のコルに合流する。

いつもの峠の茶屋のスナップを撮り、虹の駅へ下っていく。毎度の年次運休だが、六甲ケーブル(現在リニューアル工事中)と違って、代替輸送が行われないのが残念だ。

摩耶ビューラインは、六甲ケーブルと違って生活路線でないので仕方ない事だが、神戸市は観光都市宣言しているので、もう少しアクセスや運営を真剣に検討して欲しいものだ。

虹の駅すぐ下の、バンガロー村の受付の建屋の廃墟があった場所も、きれいに撤去が進んでいた。崩落寸前で、いずれ登山道を塞ぐと分かっていたので、撤去はありがたい。

途中の五鬼城展望エリアで、微速で入港中の客船をみながら小休止。港町神戸らしい風景をしばし堪能する。

あと少しで、下山というところで巨大なイノシシと対峙。しばしにらみ合いが続いたが、鼻を鳴らしながら逃げてくれた。もしものために、くい打ち用のハンマーが立て掛けられていたので、薪割りの要領で一応振りかぶっておいた。

ただいま!ありがとう!!・・反対側は・・やっぱりそうだね(^^)。何かと気を遣わなきゃいけない世の中だけど、こんな心遣いはホッとします。ナイスです。

ケーブル駅横の箕岡公園で、お水を拝借しドロドロになった靴やカッパを洗って帰路につきます。ああ、興奮してて持っていった昼ごはん食べてないなぁ・・ただの荷物でした。

合計距離: 13.23 km
最高点の標高: 499 m
最低点の標高: 33 m
累積標高(上り): 653 m
累積標高(下り): -655 m
総所要時間: 05:02:40
Download file: 20250316_青谷道.gpx

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