杣谷道の勧進滝で遊ぶ

寄り道しまくりで、ようやく勧進滝についた。写真では明るいが、現物は霧がかかっていてとても暗く、登るのをためらってしまう。

思案の結果は前述の通りで、重い装備を担ぎ上げたのに、あっさりと撤退することにした。気持ちを切り替え、パックマン沢の様子見をかねて、このまま杣谷川を遡行することにした。

勧進滝から進んですぐに斜瀑がお目見え、ここは楽に越えていく。その先、沢は二俣なり気が付かないと杣谷道を越え違う谷に入ってしまう。正解は右俣の正しいルートへ。

お次は、黒くぬめった斜瀑が登場。いつもなら、いやらしいぬめりに緊張するが、今日は増水のおかげか川床が洗われフリクション良好で登ることが出来た。

その先、普段はほとんど水流がないので気が付かなかったが、左岸に面白そうな斜瀑を発見。ついでなので登ってみる。空があかるく開けたあたりに、3mほどの壁があった。この先がどうなっているのかは、次回のお楽しみに取っ手おくことにした。

パックマン沢分岐直下にある二条の滝。今日はしっかり二条になっているので左流心を登っていく。

杣谷川からパックマン沢に進み、長峰大好きさんが主体となって復元整備がすすめられているF1の前庭までやってきた。

今日は、何一つ道具を持ってきていないので、流れを横断している大木を寄せておくにとどめた。F1は小さいながらもいい雰囲気の滝になっていた。

整備が、現在進行形であることが分かる道具たちもあった。F1の滝口からチョックストーンを見下ろす。滝自体の雰囲気は幾分変わってしまったけど、登りのスタンスは意外にも崩落前と同じなのだ。

F1の先、数年前の台風で崩落した擁壁の際をのぼり、小滝をこえたらパックマンを見上げる位置にくる。ここから脱渓し杣谷道へ復帰する。

脱渓後は、スナップ撮影をしながらのんびり掬星台へ向かっていく。途中、数カ所にわたり歩道を塞ぐような形で樹木が覆いかぶさっている。いちいち車道に出ていたのでは危なくて仕方がないし、市の整備を待っていたらいつになるかは分からない。今度、整備登山しようと思うが、このブログを書いている時点の日中の最高気温が36度・・・考えさせられるなぁ。

ドライブウェイを雨に濡れながら歩いているが、ヘッデンが必要なくらいとにかく暗い。掬星台は、強風の影響でロープウェイが休止になっているので誰もいない。東屋に数人のハイカーがいるのみで、ゆっくりと昼食をとることができた。

下山は上野道を選択。途中の弘法の水もしっかり出ていた。峠の茶屋付近は霧でさらにいい雰囲気になっている。ケーブルカーは運行しているので、駅周辺には数人の観光客が雨に濡れる紫陽花や霧の風景を楽しんでいた。

五鬼城公園下の展望台から大阪平野を望む。大阪辺りは晴れているのがよくわかる。最後の登山口は、泥の川になっていた。よく見ると、登山口周辺は堰堤の一部なんだということがよくわかる。あとはケーブル駅横の公園で、泥などを洗い流して帰路についた。

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