御津アルプス

どの石もグラグラとし、足元が不安定で歩きにくい。踏み跡も不明瞭になるが、右手の沢方向を意識して下る。

しばらく下ると石積みの塁が出てきた。よく見ると、かなりの規模でぐるりを囲っているようだ。ちょうど塁が崩れた位置に、道がついていたので抜けていく。

反対側の塁には、井戸のようなものがあった。その横に、しっかりとした道が付いているので集落に向けて下っていく。現在の井戸ならヒューム管を使うと思うが、これはそれ以前のものなのか石組みの表面をコンクリで補強しているように見える。

雑木林を抜けると、作業小屋の裏に出てきた。正面の畔を抜けて舗装道路にでる。

舗装道路から振り返り撮影。小屋の左後方より下ってきたことになる。

ネットでは「賀茂神社」とあるが、鳥居脇の石柱には貴布祢神社になっている。どっちが正解なんだろうか、なにせ平家の落人伝説の地だけに興味深い。

振り返り撮影。中央のこんもりした山腹に見える、ロックガーデンのような岩稜地帯が水晶山になる。こうして見ると、なかなかの傾斜が付いているのが分かる。

帰路は、野瀬集落の北側の山中を抜けて相生市内に出ようと思ったが、雨も降っているし少し疲れていたので浜国道(国道250号)にでて市内に向かう事にした。集落のはずれにはこんな碑が建っていた。碑によると落人伝説とは違うようだが、いささか腑に落ちない部分もあるが題字にある通り「伝説の里」で良いと思う。

さてと・・ダメ元でバスの時刻表を見ると、やはり日に3本しか運航されていない。次の便までまだ50分ある。市内まで約5キロ、かつて造船で栄えた相生湾を見ながら歩く事にする。

湾内の岸辺には、沢山の水鳥が浮かんでいた。採餌は、真水と塩水のどちらの物を好むのだろうか、今度調べてみよう。

湾の向こうに、巨大なサルベージ船が停泊していた。大きさは、すぐ横の旅客船と比べると分かりやすい。それにしても、こんなに巨大なものが水に浮いているなんて信じられない。

鋼鉄のキリンたち

めぇ~~ん!!!一本!それまでっ! (笑)

結構ここは、好きなエリアだったんだけど今はその面影も無くなった。埋め立てずに、港を跨ぐ橋にすれば良かったのにと思う。

燈籠だけとは、ちょっと寂しいな。

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