民家の横を進んですぐ、ドーンと岩山がお目見え。その威容に感動する。まるでアメリカのラシュモア山のような感じ。しかし冷静に観察すると、四角く口が開いている。要は、景観に配慮した堰堤だった。
人工といえど、始めてみる堰堤に興奮は隠せない。左岸より巻いて天端を目指す。
左岸天端より全体を見通す。いや構造物と分かっていても圧巻、凄い。
副堰堤を備えた、本格的な堰堤だ。人工ついでに、クライミングホールドを設置すれば、世界でも類を見ない有馬の名所になるのではと、のんきな事を考える。
水通しを抜けて右岸の展望デッキに向かう。
展望デッキへの階段もちゃんと整備されている。正しいルートは、先の民家の横からすぐに右岸に渡る道がある。
訪れる人がいないせいか、草木は生え放題で眺望はご覧の通り。全くもったいない。観光協会はもっと、広めてもいいと思うが。
右岸からの眺め。雑木が邪魔で本当に残念だ。
初めて出会う堰堤に興奮しっぱなし。本来の目的をすっかり忘れたいた。気持ちを切り替えて湯槽谷を登る。
すぐに、谷が円弧状にえぐられた地点に到着。どこを登っても、蟻地獄状態で進めない。樹の根が張っている左岸より登っていく。
弱い谷筋を詰めていくと、時々このような役目の終わった石積みがある。この辺りから、右岸に移るとハッキリとした踏み跡がみつかる。
ようやく、湯槽谷山と灰形山間のコルに詰め上がる。案内柱は真新しい。有馬温泉への矢印があるが、堰堤付近がややこしいけどいいのかな?
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