身近で水晶さがし
~手近な姫路の市川河川敷にて水晶など鉱物を探してみる~
2019年4月7日
JR東姫路駅を下車、在来線と並走する新幹線の高架沿いを東に約300mほど進み、市川の阿保緑地より河原に降りていく。
市川の川幅は広く、水深も浅いので比較的大きな河原が広がっている。新幹線の橋下から、国道2号線の市川橋下までが探索エリア。脱出は、そのまま上流に向かうと小さな堤があり岸へ抜けられる。
帰路は、2号線をJR姫路駅まで約30分ほどのウォーキングとなった。
JR東姫路駅から春の日差しを浴びながら、市川の河川敷におりたつ。手前は工事車両が造成中のため何もないので、流れの際まで進む。
この右手に続く中州を上流に向って、向うに見える市川橋下まで探索開始。一見すると、どの石も白く泥がつき見分けにくいがじっくり観察すると色々な表情が見えてくる。
こんな石英の塊も転がっている。以前、木ノ袋谷手前にある寒滝の堰堤内で見つけたものと同じ感じ。これはそれよりも大きめで、ロックハンマーで割りルーペでのぞくと小さいがガマ(晶洞)が確認できた。
ガマ(晶洞)は小さくても、中にはしっかりと水晶の結晶が詰まっていて、キラキラとてもきれいに輝いている。水晶の大きさは、1mmから2mmほどだが、やはり嬉しい。
河原で遊んでいた子供の作品か。なかなかいい感じ。
その隣で咲いていた綺麗な花。ラン科の植物のようだが、ロッコペリは植物に疎いので残念ながら名前は分からない。
中州は先に見える堤で右岸に脱出できる。中央に見える山が、昭和38年まで金が採掘されていた大喜鉱山があった所。採掘量はごくわずかだったそうだが、姫路に金山があったとは驚きだ。
3時間ほど探索し、そろそろ引き上げようとした時にこの塊を発見。一見すると軽石のように見えるが、遠目にみてもくぼみの中に水晶がキラキラと覗いていた。早速、ロックハンマーで割っていく。
2cmほどのガマだが、びっしり黄水晶(シトリン)が詰まっている。小さくても存在感たっぷり。
コメント