岩ケ谷遡行と石英脈探し

ミニゴルジュの壁面に「イワタバコ」が沢山咲いていた。来る人もいなさそうで、なかなかの見応えを独り占め。

気持ちよくしぶきを浴びながら、ミニゴルジュを登っていく。水が綺麗なのでキラキラした流れに見とれる。

ゴルジュを抜けてもまだまだ小滝が続く。

続いて明るい段滝、水流左を濡れ気味に登っていく。濡れたくはないが、まぁ仕方ない。ワラジなら気持ちいいだろう。

その上はナメ、フリクション良好でグイッと登っていける。

その先にある8mほどの複雑な流れの滝。巻き道は無く谷全面にを塞ぐように存在するが、スタンスも多いのでそんなに難しくは無い。「く」の字状に登っていくと濡れにくい。

滝の上は二俣。左俣を進むと傾斜が緩み、穏やかで明るい川床を登っていく。

右手に大岩を見ながら、伏流気味の沢を進んでいく。

そろそろおしまいと思っていたら、小さいが立派な滝がお目見え。なかなか楽しませてくれる。

更に登りつめると、水流の中にはっきりした石英脈が。べグマもあり、ガマ粘土も詰まっていたが空振りに終わった。綺麗な流れを濁らせてしまったのは申し訳ない。

細い水流も伏流し、その先で最近崩落した扇状のツメ部に進路を遮られる。写真右、苔むしたハング気味のもろい岩をよじ登るが、崩落の恐れがあって少し緊張した。

よじ登った先はコレ。乾いた川床を黙々とハチノス谷西尾根を目指す。

ハチノス谷西尾根にのったところで、このように汗をかいている不思議なキノコを見つけた。なめてみたい気もしたがやめておこう。

同行者も暑さでバテ気味。天狗塚に寄らず下山することに。ハチノス谷西尾根途中の視界が開ける所。

遠くに見える金剛山には積乱雲が発達している。

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