リッジ状のロープ場。ここも、ビビりながら通過した記憶しかなかったが、怖さを感じることも無く過ぎた。
ロープ場から10分弱で、山羊戸渡の630mピークに到着。ここは、南に偽ルート(写真右)があるので引っ張られないよう西に下って行く。
何か所かの隠れピークを過ぎ、もう一つのロープ場にやって来た。しかし、ハング気味だった部分(写真右、黄緑色で囲っている部分)は崩落し、名物の虎ロープも消え去り、バンド状になった所を普通に下って来られた。
岩で怖い思いをしたところだったのに、なんだか少し寂しい気もする。
ロープ場から、15分ほどで市立青少年自然の家への分岐に到着。今日は長峰ルートに行かず、青少年自然の家に下って行く。
杣谷峠でトイレを済まし、そばのあずま屋にオレンジ色の変わったカメムシがいた。これは【クヌギカメムシ】の幼体で、脱皮のたびにどんどん姿を変えていく。
【ヤマシロオニグモ】の幼体。巣作りもこれからといった感じ。
穂高湖の湖面は静か。人もまばらで、雨上がりの先週よりも静かな雰囲気だ。
【ツマグロオオヨコバイ】黄色く目立つ色をしている。横這いの通り、刺激すると横に移動して隠れる。
頑張ってじっとしているシャクガの幼虫の一種。こういうのも、食べている植物と共にすぐに同定出来ると楽しいだろう。
杣谷峠からの乗越にある石垣で、一か所丸岩が埋め込まれているのに初めて気がついた。
意図的に組み込まれていると思うが、どういったいわれがあるのが興味が涌いてきた。姫路城の姥が石のようなものがあると楽しいが。
下って杣谷の巨人とよばれる岩の手前、25mm位の大きな蟻が朽ちた樹に穴を開けていた。森林性の蟻で「ムネアカオオアリ」を呼ばれるものだ。大きさからみて女王蟻かもしれない。
樹木の名前は分からないが、この樹皮の種類の樹にはこんなツブツブが沢山ついていた。実はこれ、チャタテムシという昆虫。指などで刺激すると、放射状に広がっていくから初めは驚いてしまう。しばらくすると、また集まって来て写真のようになる。何とも、変わった習性だ。
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