六甲全山縦走

ガーデンテラスを過ぎる頃から、雨と濃霧に悩まされるようになり、特に東の縦走路に入ってからは、たびたびひどい渋滞が発生した。雨どいのような地形の部分が、泥の川と化して進めないのだ。一人づつ慎重に下るので、どうしても時間がかかってしまう。

そして、余りに濃い霧のためヘッデンのライトが乱反射して、足元が見えないので余計にスピードが落ちてしまうのだ。

岩倉山を過ぎたあたりで、ようやく雨が上がりみんなのペースも上り順調に下って行けた。塩尾寺からのアスファルトの下りにも膝が頑張ってくれて、無事に宝塚の街の灯を見ることが出来た。

無事にゴール！記念の盾と賞状を頂くが、あいにくザックは雨でぐちょぐちょ。周りを見ると、皆さんキチンとファイルを持参している。来年は準備しておこう。

駅前では、甲子園大学のボランティアが疲れを癒してくれた。豚汁が振る舞われていたので、大龍寺を思い出したがもうゴール済みなので、有りがたく頂く。

阪急からＪＲに向かう数段の階段が、地味にキツイのはお愛嬌。六甲道までは、中も外もぐちゃぐちゃの合羽を脱ぐことが出来ないので、立ったまま帰る事になった。

来年に向けての課題が、沢山見つかった縦走大会だった。

完走の実感が涌いてきたのは、翌日になってから。わざわざ応援に来てくれた知人にも感謝したい。