余りの大きさに、写真ではその雰囲気が伝わらないが、気持ちの良いくらい完璧な平面で、かつ垂直なのにはため息しか出てこない。次回は基部まで回り込んでみようと思う。
基部から一直線のクラックも、ハンドジャムが決まれば面白く登れるだろうと思うが、ロッコペリには到底無理な芸当。
存分に大岩を楽しんだ後は、展望地を目指していくが時間的には3分もかからない。大岩の側面を見ながら登ると、すぐに展望地の直下に到着する。ただ、残念だが展望地からのゴミが結構散乱している。
ここからは、そのまま岩を階段状に登ってもいいし、東側に回り込んで楽に巻いてもいい。いずれにせよ1分もかからず展望地へ脱出できる。
低山の特徴は、少し標高が上がるだけでも見られる景色がガラリと変わる点だ。ロッコペリは、ちょうどこの高さくらいが奥行きがあっていいと思っている。
コロナ禍で開催が見送られている神戸まつりの花火も、掬星台、市章山や錨山と違ってここからだと貸し切りで見ることが出来る超穴場だ。花火撮影にも好適地。
展望地の後の岩の向こうは天狗道が通っている。先ほどから、沢山のハイカーの声が聞こえてくるが、誰もここへ来る気配はない。
天狗道最後の階段の手前にズルルートはある。気持ち的に楽なのでいつもこちらを通るが、老婆谷中俣への偽トレースが育ってきている。まぁ放っておいても、すぐ間違いに気づくから問題はないだろう。
掬星台はさすがに多くの人出でにぎわっていた。昼食を摂っている最中も続々と集まってくる。長い間に身に着いた「ソーシャルディスタンス」は、みんな無意識に行っているようだった。
時間もたっぷりあるので、今日はアゴニー坂から杣谷道を下っていく。切通しをぬけると、以前とは違って登山道が暗く落石などで荒れている。ここにも自粛の影響がでているのだろうか、笹薮の侵食がはじまっていた。
木ノ袋谷出会いまでくると「ひょっとしたら苔のルンゼでnagaminedaiskiさんが作業してるんじゃないか」と、想像してしまった。下山後インスタをみるとその通りだったのには驚いた。
2週間前に咲き誇っていたダイモンジソウも終盤の様子で、花芯にラッキョウのようなものが出来ていた。他にもいろいろ秋の花が咲いていたが、名前はどれも分からない。
先日、遭難救助の補助をした現場には沢山の足跡が残っていた。遭難は何でもないようなところで起こるものと、改めて安全山行の確認を行った。
久しぶりの灘温泉。湯上りは高田屋さんへ直行。高田屋さんもコロナで2年ぶりの訪問、店の人と積もる話に花が咲いた。このまま平安な世の中が続くよう願うばかりだ。
最高点の標高: 708 m
最低点の標高: 137 m
累積標高(上り): 658 m
累積標高(下り): -649 m
総所要時間: 05:10:28
コメント
高田屋さんの 前は 週に 一度は通りますが
入ったことなしですー。
今度行ってみよう。
お疲れさまでした。
摩耶山さん歩さん、こんにちは!
高田屋さんは家族経営なので、ゆるーい雰囲気がいいですよ(^^)
おでんで一杯なんてのもありですね。
ごゆっくりどうぞ~